ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
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知り合いのお姉さんにキュウコンの縫いぐるみ貰ったけど、等身大サイズで唖然とした
前書き
今回紹介するジンの手持ちは・・・こいつだ!
No.025 ピカチュウ
ねずみポケモン
ジンの持っているポケモンで主力メンバーの一匹。ニックネームはピカ。
ジンを癒すマスコットのような存在で、ジンの頭か肩がピカのマウントポジション。
戦闘面でも優秀で、多彩な技を用いて様々な敵を打ち倒してきた。ジンの事が大好きで、親友的な立ち位置。
技構成
10まんボルト、アイアンテール、ボルテッカー、かげぶんしん、でんこうせっか、カウンター
ユウヤとのダブルバトル・・・少し緊張するな。しかも相手はナギサシティのジムリーダーキラさんだ、経歴から明らかチートな人だって事は理解出来た。三地方でのポケモンリーグでの優勝経験者、何処まで実力が通用するか試してやるぜ!!
「行くよ、グロス!ゴルラ、バトルオン!!」
キラは腰についているボールを二個持ち、そのまま投擲。そしてボールからはてつあしポケモンのメタグロス、かえんポケモンのゴウカザルが繰りだされた。グロスとゴルラと名づけられた二匹はボールから出るとキラに擦り寄るように近づいて甘える。
「よしよし、いいかい。これからあの子達とバトルする。あの二人は中々強い絆をポケモンと築き上げてるみたいだ、強敵かもしれないから気を引き締めていくぞ」
「メタァ・・・」
「ゴウ!!!」
グロスとゴルラはそう頷くと、振り返ってジンとユウヤを威嚇するように唸り声を上げる。ジンとユウヤは一瞬怯んだが、次には笑ってボールに手を伸ばす。
「ワクワクするなメタグロスとゴウカザル!強いポケモンで有名だぜ!」
「何処まで力が通じるかやってやる!行くぞユウヤ!」
「おう!」
「行け、ゴルザ!!」
「GO、ガブリアス!!」
二人はボールを投げポケモンを繰り出した。ジンはリザードンのゴルザを。ユウヤはマッハポケモンであるガブリアスを繰り出した。
「ォォォォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
「ガァァァアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
ゴルザとガブリアスは全く同時に天に向かって咆哮を放つ。天を割るような凄まじい声がフィールド揺らすようであった。そしてゴルザとガブリアスはゴルラとグロスを睨みつける。
「ほぉ!リザードンにガブリアスか!・・・面白いバトルが出来そうだ。んじゃそちらの先行で良いよ」
ここでキラはジンとユウヤに攻撃の優先権を譲った。それはチャンピオンでありジムリーダーである自身からか、それとも・・・。
「それじゃ遠慮なく!ゴルザ、かえんほうしゃ!!」
「こっちもかえんほうしゃだ!!」
『おぉぉらぁぁああああああ!!!』
「ガァァアブラァァァアア!!!」
ゴルザとガブリアスの口から灼熱の炎が放出され、ゴルラとグロスに向かっていく。ゴルラはともかくグロスははがねタイプを持っているポケモンだ。ほのおタイプであるかえんほうしゃを食らってはまずい。
「ゴルラ、グロスの前へ」
そう短く指示をするとゴルラはグロスの前へと移動する。その間にもかえんほうしゃは二匹へと伸びていく。
「打ち払うんだ」
「ゴォォル!」
低く威厳と威圧感溢れる声を上げるゴルラは両腕を大きく上に上げたと思いきや、一気に腕を振り下ろし二匹のかえんほうしゃを殴りつけた。そのまま腕を振り切ると、かえんほうしゃは完全に打ち払われてしまい、無効化させれてしまう。
「何!?そんなのありかよ!?」
「おいおい・・・あのゴウカザルマジで半端ないぞ・・・。ゴルザ!接近してきりさく攻撃!!」
「こっちも接近戦だ!ドラゴンクロー!!」
それを聞くとゴルザは翼を羽ばたかせて身体を浮かせ、そのまま敵に向かいながらきりさくの体勢に入る。ガブリアスは走り出し十分加速がついたところで浮き上がりそのまま、腕についている刃物のような翼にエネルギーを回す。勢い良くゴルラとグロスに迫るゴルザとガブリアス。がキラは何も指示も出さない。
『うぉぉおおおおお!!』
「ガァァアアアアア!!」
きりさくとドラゴンクローが炸裂しようとしたとき
「マッハパンチ!!バレットパンチ!!」
キラの指示が飛んだ。そして次の瞬間
「ウォォオオオオオオンッ!!!?」
「ガュゥゥウウウウウウッ!!!?」
ゴルザとガブリアスは吹き飛ばされ、地面に落ちる。頭を振って意識をハッキリさせたが何が起きたのか全く理解できていなかった。それはそのバトルを見ている生徒は教師陣も同様であった。あまりに一瞬の出来事、一瞬過ぎて誰にも察する事が出来なかった。
「おいおい・・・マジかよ・・・」
「あんな早いマッハパンチとバレットパンチは見た事無い・・・悪い冗談だろ・・・」
ただ、フィールドに立っていたジンとユウヤは何が起きたのか、はっきりと目にしていた。
「ジ、ジン!何が起きたの!?」
「どうしてゴルザとガブリアスが吹っ飛ばされてるの!?」
カミツレとフウロが何かを察してる二人に質問する。二人は汗を流しながら口を開く
「あのほんの一瞬で・・・5発のマッハパンチとバレットパンチをゴルザとガブリアスに打ち込みやがった・・・」
「早すぎる・・・。ゴルザだって、ガブリアスも油断なんてしてなかったのに・・・。信じられん・・・あのゴウカザルとメタグロス、強いってレベルじゃねぇぞ・・・」
これが三地方のポケモンリーグを優勝してきたトレーナーのポケモンの力。ゴルザもガブリアスも弱いポケモンではなく、部類的にはかなり強いポケモンに入る。だが、ゴルラとグロスはその遥か上を行くレベルのポケモンだったのだ。
「フッ・・・行くよ、これに耐えられるかな?」
キラの言葉に反応して、気をつけろと指示するジンとユウヤ。
「かえんほうしゃ!」
「ゴォォォォオオオオル・・・キャァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
低く掠れる様な声を引き絞るようにして発射されたかえんほうしゃ、だがそれはゴルザとガブリアスのかえんほうしゃとは全く違う物だった。普通のかえんほうしゃなら色は赤いはずだ。実際ゴルザとガブリアスのかえんほうしゃは赤い。だがゴルラのかえんほうしゃは青かったのだ。それは非常に温度が高い事を意味する事だった。そして同時に凄まじい威力を誇っている事だった。
かえんほうしゃが通った後の地面は融解し、ドロドロとマグマのようにもなっている部分がチラホラ見受けられる。
「あ、青ぉう!?インチキ攻撃も好い加減にしろい!」
「くっそ!ゴルザ!出し惜しみは無しだ!!ユウヤ!あわせろよ、ブラストバーン!!」
「ん?・・・なるほどね、了解。ゴルザの前に出てからドラゴンダイブ!!」
ゴルザとガブリアスは一瞬視線を合わせて頷いた後、ゴルザは尻尾の炎を激しく、巨大な物へと変化させていく。温度が上がっていき、周囲の空気まで熱くなっていき、十分に離れている生徒達でさえ熱いと感じるレベルだ。そして炎が青へと変ったところでガブリアスは浮き上がって、全身からエネルギーを溢れ出させながらドラゴンダイブの体勢に入る。そこへゴルザが渾身の力を込めた青色の強大な激しい炎のブラストバーンが衝突する。が、ブラストバーンの炎は竜巻のように渦を巻きながらガブリアスを包み込む。
「ガァァアアアアアアアアアアア!!!!」
ガブリアスはそのまま咆哮を上げ、そのままゴルラのかえんほうしゃへと向かっていった。
「いっけぇ!!アトミック・バーンダイブ!!」
「勝手に名前付けんなよ!!」
かえんほうしゃとアトミック・バーンダイブが激突。周囲の地面を大きく抉りながら激しくぶつかり合う。強い光を発しながら大爆発が起きる、が周囲は爆煙が充満する。がそこからドラゴンダイブをするガブリアスが飛び出す。それを見たキラはにこやかに笑う。
「なるほど、ブラストバーンは単なるドラゴンダイブの強化の為だけではなく有爆を誘う為の
巨大な起爆剤の役割し、ガブリアスを守る強固なフィールドという訳か。面白い事を考えてくれよ君達は!!ゴルラ、インファイト!グロス、コメットパンチ!!」
「ウキャァァァアアア!!!」
「メッタァァァアアア!!!」
ガブリアスとゴルザの途轍もないコンビネーション技を見たゴルラとグロスは闘争心に火が付いたのか大きな咆哮を上げてから、グロスは右腕に力を込める、がその時。ゴルラがグロスの右腕に飛び乗ったのだ。そしてそのままグロスはコメットパンチを放ち、ゴルラはその勢いを利用してガブリアスに突撃し
「キャキャキャキャキャキャ!!!!」
「グアッガッガァァアアア!!!!」
まるで腕と足が何十本にもなっているかのような凄まじい速度でのコンビネーション技を披露した。ガブリアスは完全に勢いを殺され、寧ろそのまま押し込まれていく。ゴルザは苦しげな顔をしたままその場を動こうとしない。
ほのおタイプ最強の技ブラストバーン、威力は申し分なく、ほのおタイプ最強という称号を手に入れているがそのデメリットは使用してから暫くは反動で動けなくなってしまうという物。しかもゴルザのブラストバーンは通常のブラストバーンとは異なり、自身の体力まで消耗してしまうほどの強大なパワーを誇る。
コメットパントの勢いでガブリアス押し込んでいくゴルラは遂にゴルザがいる地点まで到達し、ゴルザまでもを巻き込んでのインファントを始める。そこからは一方的な蹂躙で一瞬のうちに数十回は殴り蹴られるゴルザとガブリアス。漸く開放されたときには二匹ともふらふらのボロボロで立っているのもやっとというほどのダメージを受けていた。
「つええ・・・ゴルザが一瞬でここまでのダメージを食らうなんて・・・」
「ガブリアス・・・。おっそろしいな・・・あのゴウカザル・・・」
二人の視線の先には、先程までインファイトで自分達のポケモンをボコボコにしていたゴルラがグロスの上で仁王立ちをしていた。悔しくも二人は勝てないと悟った。レベル、育て方、様々な事の次元が違いすぎる。これが三地方優勝という偉業を成し遂げたトレーナーが育てたポケモン。余りにも強すぎる、ゴルザもガブリアスも手も足も出ないのだ。
「ショーダウンだ。グロス、サイキコネシス」
「メタァァアア!!」
グロスは強力なサイコパワーでゴルザとガブリアスを持ち上げて、二匹の身体を互いにをぶつけさせて、二匹をジンとユウヤの前へと優しくゆっくりと下ろした。その時には既に二匹は戦闘不能になっていた。
「リザードン、ガブリアス。共に戦闘不能!よって勝者、ジムリーダーキラ!!」
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