音の世界
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転校先にて*1
前書き
――――私には楽器の声が聞こえる。そんな変な能力が何かの役にたつわけでもないと思っていた...
まさか、転校先がこんな学校だと思わなかった。もし知っていたのならこの学校には来なかっただろう。来て一ヶ月は平和だったのに...。学校行事がこんなキッカケになるとは。
――――キーンコーンカーンコーン
起立。気をつけ。礼。着席。先生お願いします。
「えぇ。皆さん。今日は転校生を紹介する。水野入れ。」
「初めまして。水野千里と言います。前の学校は普通科で学級委員をやってました。よろしくお願いします。」
「じゃぁ。水野の席は...」
「先生。俺の隣の席が空いてます。」
「水野。あそこの席だ。暇な奴は学校案内でもしてやれ。俺の話は以上だ。」
起立。気をつけ。礼。
はぁ。疲れた。自己紹介ってどうも苦手だな。
「水野さぁん!」
「えっ?あっ、はい?」
「うち、宮山佐智ていうの。「さち」って呼んでね♪」
「えっ?あっ。うん」
「ほら佐智。いきなり過ぎてびっくりしちゃいますわよ。あっ。私は寿絢芽と言いますの。よろしくお願いしますわ。」
「えっと。さち、寿さんよろしく。」
「私も「あや」で良いですわ。」
「じゃぁ、私も「ちさ」で」
「よろしくね。ちさ」
「あっ。チャイムがなりますわ」
「お昼休みに学校案内するね。」
「うん。ありがとう。」
初日から、いい友達が出来たな♪よかった。
はやく、お昼休みにならないかな。
後書き
最後まで閲覧ありがとうございます*
次回転校先にて*2は7月4日公開です。是非、ご閲覧ください♪
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