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新たな人生は戦国時代!?

作者:レンカ
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山の中で夢の中で

あのあと、村にはたどり着けず。そのまま、野宿することになった。
木に背を預けて、そのまま眠りについた。





その夢の中で…………








「ホレ、さっさと起きないか」
目を覚ますと、目の前に神様がいた。
俺は欠伸と伸びをして起き上がり
「何か用ですか?」
「君は私の渡した紙を見たかね?」
「まだですけど……」
ポケットから紙を取り出すと、神様は
「まだだったのか………まぁちょうどいいか」
「?どういう事だ?」
「いや、何でもない……………よし、今からレクチャーを始めようか」
「レクチャー?」
「そうだ、君がいる時代で出来るだけ長生きをしてほしいからな」
「………一つ聞いてもいいか?」
「何かね?」
「俺はどの時代に飛ばされたんだ?」
その問いに神様は

「………………………」

「無言かよ!?」
俺の叫び声は虚しく、何もない空間に響くだけだった。
「言うかわりに怒らないでほしい」
神様は俺の顔を真っ直ぐ見ながらそう言った。
「あぁ、わかった」
俺は気圧されながら頷くと
「なら言おう。君がいる時代は………」
何でそこでためるんだよ
「戦国時代だ」



…………………………ハァ?
「えっと………もう一度言ってくれないか?」
「だからな、戦国時代だと言っているのだ。織田信長等がいる時代だ」
「………神様ァ……………ちょっと、そこに座ろうかァ………」
神様は狼狽えながら
「ちょ、ちょっと待て、これには深い訳があってな」
「ほう、どういう訳か少し聞いてみましょうか?」
俺はその場に座り、神様の言い訳とやらを聞くことにした。













~10分後~
「……で、簡潔にまとめると。どこの時代に召喚させようか迷って悩んで、目の前にあった俺のバックに入ってた『信長協奏●』の漫画をみて戦国時代に飛ばしたと………」
俺は神様を見ながらそう言うと
「その通りだ!!」
「えいっ」





ゲシッ!!




「~~~~ッ!!?」
俺は神様の頭にチョップを繰り出した。
神様は222のダメージを受けた
「な、何をするんだ!?」
「いや、そのドヤ顔がスッゲェムカついたから」
神様は頭を擦りながら
「全く、これだから最近の若いもんは」
「お前の方が年下だろう」
「うるさい!____それじゃあ、始めるぞ!」
「…………逃げたな」

















目を覚ますと、すでに朝になっていた。
俺は伸びをしているとフイに


ぐぅ~~~キュルル



腹の虫が鳴った。
俺は空を見上げながら、昨日から何も食べていないことを思い出した。
「しかし、神様もヘンっていうより、すごいものを渡してくれたよなぁ………それにしても、腹減ったなぁ」
そして、視線を目の前に戻すと、おにぎりが二つ置いてあった。
「…………ハイ?」
数秒間思考が停止して、その間に出た言葉は呆けた返事(?)みたいなものだった。
何これ………っておにぎりだよな?!…何でこんなところに?どっかのご都合主義じゃあるまいし………
周りを見ると、木の陰から一人、誰かがこちらを見ていた。






ジイーーーーーーーーーーーーーーーッ











それはもう、本当に凝視をしていました。
…………俺、何かしましたか?
俺はそっちに向いて、手招きをしてみたが。その人物は動かずにこちらを見ていた。
なので……
「全く、来ないならこっちからいくぞ?」
歩き始めた瞬間に俺は倒れた。ッというより、フリをした。
そして、動かないようにしていると、




ザクザクザクザク………


その足音が俺の近くで止まり、木の棒か何かでツンツンとつつかれた。
反応がないとわかると更に俺に近づき、俺の髪をさわり始めた。

ガシッ

「!!?」
「つ~かま~えた♪」
俺の髪を触っていた手を掴み、起き上がって、こっちを凝視している人物を見た。
………………一言で表すなら、白髪碧目の幼女である。


「………なんでさ」 
 

 
後書き
 
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