| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

阿修羅 無罪の擬態実験。

作者:
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
次ページ > 目次
 

暁のリーダー。

「・・・お前が阿修羅 無罪か。」
「はい。そうです。宜しくお願いします。」
「…ああ。暁は基本的にツーマンセルで行動している。お前のペアはトビだ。
メンバーは、各自部屋に居るから会うときに自己紹介しろ。」
「わかりました。では、失礼します。」


「ああ、あと。…トビには気をつけとけ。」


「・・・そのことについては重々承知しております故」


だって、仮面つけてるんですよ。顔が分からない人を信用するに値しません。

そう言ってわらう。まあそうなったら自分のことも分からないけど。

「そうか。」

この人も何処か笑った気がした。



____________
________
______


「・・・新入りか。」

早速自分の部屋に行くために歩いていると声をかけられた。

「はい、そうですよ。」

そう言って振り返るとそこにいたのは

「・・・イタチさんじゃないですか」

お元気にしていましたか?

そう聞くと彼は私をにらんできた。おおコワい。

「そんな怖い顔すると顔がグチャグチャになりますよ」

「大きなお世話だ。何故お前がココに居る。」

「いやだなぁ、ココにいて新入りって分かるじゃないですか」

トビとか言うドーナッツみたいなお面ノ奴にかっさられたんですよ。

そう言うとますます顔が険しくなってくる。

「因みにトビとツーマンセルですよ。逃げる道ないでショーね。」

「・・・気をつけろよ。」

「リーダーにも言われましたよ。そこんところは大丈夫です。」

「・・・そうか。何かあったら言え。」


じゃあな。

・・・なんか、前より優しくなっている気がするあのブラコン。

まあ、いいか。残りのメンバーは誰だったけ?と思いながら自分の部屋に向かった。


「・・・聞いときゃあ良かったな。部屋。」


自分の部屋が見つかったのが三十分後だった。


 
次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧