インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
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ジークフリード社、結成
side:真理
「ある組織ですって?」
ロシアの上役が言う
「はい。我々はあらゆる戦闘地帯に武力介入をし、世界中にある非人道的組織を殲滅する世界政府直属の組織を創りたいと思っています」
俺が言うと、アメリカの上役が
「そんな組織を創らなくとも、我々世界中の国々が戦闘地帯を止めますし、非人道的組織を破壊します!それに、アラスカ条約があるのをお忘れか?」
『アラスカ条約』
確かにこの条約が俺達の計画に支障をきたす。だが俺はそんなのお構いなしに意見を言う。
「おや、私がいつ、Isを使うと言いましたか?それに、あなた方は第三世代型を造るのに大忙し。そんな中、戦闘地帯を止める?非人道的組織を破壊する?そんなことをあなた方には出来ない!それに、あなたは戦闘地帯を止めると言いましたが、具体的にどう止めるのですか?」
俺が強めに言い返すと、
「そ、それは、…」
アメリカの上役が言葉を出せないでいる。
(こんなんで大丈夫なのか?、アメリカのIs委員会は?)
そう考えなが俺は、
「あなた方もかける心労は一つだけが良いでしょ?それにもし私達の要求に応じてくれたら、…あなた方に第三世代型の特殊武装のデ一タを差し上げましょう」
俺がそう言うと、上役達は驚い始めた。無理もない。自分達が発明、開発に時間と金を掛けてもなかなか上手く造れない物もくれる言っているのだから。
「それに今この話を聞いたのは日本、中国、アメリカ、ロシアの4ヶ国のみです。他の国に対して大きな差と余裕ができますよ?」
俺がセールスマンのような顔でそう言うと、日本のIs委員会の上役の和泉が、
「すまないが、私達だけで、考えさせてくれないか?」
(コレはいけるな!)
「分かりました。なら私達は、一階のエントランスにいますので、終わったら呼んでください。」
俺は笑顔でそう言って、満月さんと和人さんを連れて、部屋を出て一階のエントランスに行くエレベーターに向かった。その途中で、水月と合流しエレベーターに乗った。
「水月、お前は少しやり過ぎだ。」
満月さんが水月を注意し始めた。
「別にいいじゃん!Iwsのいい宣伝になったろうし?でしょ!真理さん、和人さん」
「まぁ水月君の言うとおりだけど、女性相手何だから手加減しなきゃ」
「生憎僕は、そんな優しくないよ」
水月が自慢気な顔でそう言う。
(別に自慢できることじゃねぇよ。)
俺がそう考えているとエレベーターが一階に到着した。俺達はエレベーターから降りてエントランスの中央にある丸いイスに座った。座った直後携帯が鳴り始めた。相手は非通知わかんない。俺はツウコール目で出ると
『やぁやぁやぁ始めましてかな?私はみんなのアイドル篠ノ乃束だよ~』
『篠ノ乃束!』
俺がそう声に出すと他の三人が驚いた顔でこっちを見てくる。
『うんうんそうだよ~私が最初にIsのコアを造った束さんだよ~。それにしてもキミはすごいねぇ~束さんですら造れない男でも乗ることができるIsのコアを造り出すなんて。しかも、その人だけのオンリーワンのIs,Iwsまで造り出す事が出来るなんてキミは束さんより天才だよ~!』
『まさか、十二ヶ国の軍事コンピューターを同時にハッキングする人にそう言われる日が来るとは思ってもいませんでした。』
『よく知ってるね。』
『実家が暗部やっているで、それに俺達は、前に会ったことがありますよ!』
俺が飽きれて言うと
『え、そうなの…まぁいいや、束さんのメアドと電話番号送るから、たまにはメールしてね!しん君。じゃあね~!』
電話が切れた。
(てゆうか、しん君て何?)
俺がそんな顔をすると女の従業員が来て、
「神倉真理様、篝火和人様、鬼灯満月様、鬼灯水月様、キャロル委員長があなた達に話があるらしいので会議室に向かってください」
女の人はそう言って仕事に戻って行った。俺達は会議室のある20階に行って会議室の中に入ると、上役達はイスに座っていた。すると、四人を代表して和泉が
「私達で話し合った結果。君達の意見を聞き入れようと思う。だが、少し問題があってな、君達の組織は極秘の組織にしようと思う。」
「問題とは何ですか?」
満月さんが言うと、
「問題は二つある。一つは他の国々が君らと神倉君が作るIsのことを知らないとゆう事。そして、もう一つは、女尊男卑が風潮となっている今の時代に男がトップに立つのは不味いからだ!」
和泉は冷静に言う。俺は、
「大丈夫です。元々極秘の組織にしてもらう予定でしたし。それなら表向きは別の組織にしようと思います。」
そう言うと、アメリカの上役のキャロル委員長が、
「どんな組織にする気なのかしら?」
「そうですね。極秘の組織ですし、あまり金が回ってこないだろうし、『軍手の粒からIsまでを造り出す企業』を創ろうと思います。」
「本当にそんな企業が作れるの?」
「はい!やり遂げてみせます。」
俺が力強く言うと、キャロル委員長が一枚の紙を出した。
「分かりました。ならこの紙にサインを書いてください。そして下の方に組織名を書いてください。」
(組織名か)
「三人とも、組織の名前は何がイイ?」
意見を聞いてみたら
「別に真理さんが決めて言いよ!」
「俺もそう思う」
「だな、真理君が決めなよ、組織のリーダーになるだし。」
みんながそう言い俺はせっかくなのでかっこいい名前を考えて、
「じゃあ、俺達の創る組織の名前は『ジ一クフリード社』だ!」
俺は組織名を書いて、キャロル委員長に紙を出した。
「分かりました。では、ジークフリード社トップ、神倉真理あなたの行動に期待します!」
「分かりました。後日あなた方のとこに特殊武装のデータを送ります。では、我々はコレで失礼します」
俺達はそう言って部屋を出た。この場にいる四人は全員が今までに無いイイ顔になった。
「さぁ、俺達ジークフリード社は戦闘地帯と非人道的組織に武力介入をし、力無き者に武器を与え力と平等の権利を与える!」
俺は三人に向かって言って前に歩いた。
後書き
次はキャラクター設定を書きます。
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