救世主の生活
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1ページ目 夢列車1
前書き
何だか書いてる内によく分からなくなって来ました………
見て頂くと意味分からなさが加速して行くでしょう。
誤字・脱字は暖かい目で見て頂くと助かります。
では意味不ワールドへ出発です。
1ページ目 夢列車1
「「コ!ロ!セ!コ!ロ!セ!コ!ロ!セ!」」
熱い熱気が立ち込める歓声。
その歓声の中央で向かい合う強靭な肉体を持つ男二人が向かい合い睨みを利かせている。
足元には、血が染み込んだ砂
向かい合う二人の男の手には、鈍く光る剣
「「早く殺し合え!!」」「「貴様には大金が掛かってんだ!!」」「「「血を見せろ!!」」
様々な怒号が飛び交う
二人の男はお互いに剣を向け合い、ほぼ同時に血砂を蹴った。
無法地帯の町【コロッセウムル】
旧ローマ時代を沸騰させるレンガ積みの建物、それが所狭しと建ち並びメインストリートを少し逸れると迷路のような路地に迷い込む。
路上の通気孔からは蒸気が立ち込めている為、町全体が霧に包まれているかのように周りが見えずらく、此処に浮浪者や娼婦、行く宛の無い子供までおり、旅行者や金持ち達に話しかける光景が見られる。
シュ―――――――
煙突から黒煙を噴き出し汽笛音を立てながら、町の中央に位置する駅に一つの列車が止まった。
しかし駅には誰も居らず、列車から誰一人降りる人が居ない…………
列車内は満員ではないにしろ少なからず乗客が居るにも関わらず誰一人降りて来ない……
ここまではなんら不思議ではない、不思議なのは此処が終点にも関わらず誰も降りて来ないからだ……………
乗客の一人が向かいに座っていた男に静に囁く。
「印がついています」
男はキョトンとしだが、それに反応する事無く棚から古いアタッシュケースを取り出すと列車のドアへと向かう。
「何だこれは……」
男は驚愕する
男の足は開いている列車のドアから外に出る事が出来ない……
足が何故か動かない……
男は焦り、手を出口のふちに掛けようとしても動かない……………
乗客の一人が言う
「あなたも答えを見つけないと……」
シュ――――――――
列車は大きな機械音をあげると、ゆっくりと列車のドアが閉まる。
誰一人降りる事も無く終点から、列車は黒煙を上げて再び長い旅路へと出発した。
……………………………
一定の機械音を出しながら進む列車内では、男は最初に話しかけてくれた人に聞く。
「何故降りる事が出来ないんだ?」
黒い絹のローブを纏ったお婆さんは、男が放った声が聴こえていないのか向かいの座席の一点をずっと見据えている。
「何故降りる事が出来ないんだ!!」
列車内は一定の機械音しかない静寂の中、男は声を荒げて聞く。
「…………………」
しかしお婆さんは座席の一点を見つめ答えようとしない。
男は列車内に居る人達に聞く。
「何故降りる事が出来ない!!」「ここは何なんだ!!」「なぜ!!なぜ!!なぜ!!」
男は叫ぶ
乗客はまるで聴こえていないのか、皆向かいの一点を見つめ口をつぐんでいた。
男は別車両へと向かう為、車両の繋ぎ目のドアへと向かう。
「意味無いよ?」
先程まで一点を見つめていた小さな少女が不思議そうな表情で此方を見ていた。
男はその言葉の意味が分からず、車両の繋ぎ目のドアを開けた………
「ははは………」
男は理解する………少女の言った意味を………
後書き
まさかの【コロッセウムル】をスルーし列車編!!
大丈夫なのか俺?
不安いっぱいのスタートですが、ゆるりと書いて行きたいと思っております。
最新は遅くなると思いますがノンビリ待って頂けると幸いです。
ではノシ
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