インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
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死神が去る日 後編
俺が約束の松の木に行くと鬼灯兄弟が立っていた。
「真理さん何やてたんですか?遅いですよ。」
水月は今年で13歳のせいか最近少し声が低くなっている。
「悪い。天緋としゃべってたら遅くなった。」
「何しゃべったんですか。」
水月が興味津々に聞いてくる。
「餞別を貰っただけだ」
「うわぁ~つまないな~」
水月はつまんなさそうに言う。コイツはいっぺんぶん殴ってやろうか?
「戯れもいいが、早く行くぞ。」
満月さんが会話を止めた。相変わらず弟は違ってしっかりしているなこの人。と、思っていると。
「たぶん、更識家や従者の家全てに俺達のことがきずかれているかも知れない。」
「でしょうね。大和さんがまだきずいてないゆうのが変だし。走って次の目的地まで行きますか。」
大和さんというのは刀奈と簪の実父で更識家16代目当主で、かなりキレ者だ。ここ最近の俺達の行動を見て何もきずかないのがおかしい。俺が走りながら考えていると水月が、
「大丈夫じゃない。だってボクらはIs持ってるんだから。」
「何バカな事言ってる水月。戦わないで逃げ切るのが最優先だ。 向こうには刀奈がいるだぞアイツはロシアの代表候補なんだ!指の数位しか動かしていない俺達が三人で戦っても勝てる相手じゃない。」
俺が言うと
「それは、篠ノ之博士が造ったIsならでしょ?」
水月がそう言うと先まで黙ってた満月さんが口を出してきた。
「水月少し黙れ。」
相変わらず弟に冷たい。
「ハイハイ分かったよ。」
水月が黙って走るのに専念した。それから10分間走り続けていて、街の外に出た俺達は近くの公園で休憩を取った。
「いやぁ~この街ともお別れかぁ~。あ、真理さん、ボクまだ中一だけど大丈夫ですけ?」
水筒の中の水を飲みながら心配そうに聞いてくる。
「大丈夫だ。それを言うなら俺は中二だし、満月さんは今年受験生だぞ。」
「いや、それはそうだけど。」
「嫌なら、帰ってもいい、今なら間に合うぞ」
満月さんは水を飲みながら、言い放つ
「イヤイヤ、嫌じゃないから!」
焦った表情で否定する水月。これは、面白い。
「安心しろ。勉強なら俺と真理のツーマンセルで教えてやる。」
「何でそうなるの!」
「「お前がバカだからだ!」」
俺と満月さんがハモった。
「ハイハイ。わかりましたよ。」
水月が呆れた顔でそう言うと、いきなり
「大丈夫。水月君、私と真理と満月君の三人でお勉強教えてあ・げ・る・か・ら。」
この場には、男三人しかいない。今聞こえた声は明らかに女の声だそれに声は空から聞こえた。俺達はその声の主をよく知っている。更識四天王の一人で、次期更識家当主で俺の許嫁。 更識刀奈。
「遅かったじゃないか、刀奈。もうちょっと早く来ると思ってたぞ。」
「そう、これでもけっこう急いで来たんだけ。」
刀奈は普段どうりに話すがけっこう怒っているな。
「今、家の方じゃけっこうな騒ぎになってるわよ。何で三人してこんな事したか教えてくれないかしら?事によっては私があなた達を“処理”しなきゃいけないから。」
刀奈は悲しそうな顔をしながら俺達の前に降りてきてグストーイ・トゥマン・モスクヴァのランスをむけてそう言った。
(相変わらずお前はやさしいな、刀奈。だが、止まるワケにわいかない。)
「何でお前に教えてなきゃいけない。俺達がどう動いたて、関係ないはずだが。」
俺がそう言い返すと
「やっぱり“鷹継”が関係してるの?」
刀奈は弱々しく言う。
「何だ、分かってんじゃないか。もうあんな事は二度と起こさせない、だから、俺達は『武器の下に自由と平等の世界』を造りだす。」
「武器で人が平等になるワケがないでしょ!」
今度は強く反発した刀奈だが、
「いいや、武器は平等をもたらす。例えば、この公園で遊んぶ子供は腕力や全体的な力でタフガイに負ける。だが、その子供がハンドガンを持ってば互角に渡り合うことが出来る。」
俺がそう言い返すと、
「確かにそうかもしれない。だけど、あなた達に罪は冒せるワケにわいかない。私はあなた達をこの場捕まえる。神倉家17代目当主神倉真理、鬼灯家17代目当主鬼灯満月、更識16代目当主次女の許嫁鬼灯水月、あなた達の身柄を捕らえる。」
かっこいいなそのセリフ。俺を一度いいから言ってみたいな。と、呑気な考えをしていると、大量の人がやって来た。更識家の特殊暗部部隊だ。
「遅くなって申し訳ございません。刀奈お嬢様。」
「いいえ、大丈夫よ。」
など、いいながら暗部部隊の奴らがこちらにサプッレッサーの付いたサブマシンガンを向けた。そのサブマシンガンは俺が昔作ったヤツだ。
「真理さん、ボクが行こうか?」
水月が名乗り出たが。俺少し機嫌が良くなった。俺は刀奈の強い目が好きだ。まぁ弱々しく所好きだが。今日それが見れた。
「いや、俺はやる。俺は今、機嫌がいい」
俺が水月にそう言って、刀奈の方を向き
「それに見てみろ刀奈、暗部の奴は銃を持ち俺達に向けてるぞ。コイツらのような下っ端が俺達のような特殊な奴に銃を向けている。まさに『武器は自由と平等をもたらす』だな。だがこれこそ人が歩むべき真理だ。」
俺が笑いながら言うと
「何を言って…」
暗部の一人そんな事を言った。意味が分からないようだな、なら教えてやらなきゃな。
「だが、俺にも武器を持つ権利は平等にあるぞ? 今日は機嫌が良いから特別に見せてやるよ神倉真理の力(IS)を」
俺が左手を前出し指輪を相手側に手の甲を向ける形で出すと刀奈が、
「動かないで。」
刀奈が言う。だが遅い。
(ど、どうゆうこと体が動ごかない。みんなも動けていない)
「さて、行こう。水月、満月さん」
「あぁ」
「相変わらずすごいな真理さんのIsの能力は」
「刀奈それは30分で解ける。そしたら家に帰れ。」
俺は刀奈にそう言って、三人で公園から出ようすると
「待って行かないで、真理~!」
刀奈は必死に叫んでいる。だが止まるワケにわいかない。
俺達はその声を聞きながら目的地の空港に向かった。
後書き
いろいろ間違っていたので書き直しました。
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