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妖刀使いの滅殺者

作者:雨の日
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第28話



そんなこんなで明後日です
ほんとうに俺はなんの用意もさせてもらえませんでした。唯一させてもらった事はキリトとアスナを街から連れ出して、準備がばれないようにすることだけだす。おかげで式場も見たことないし詳細もしらないだす
だがしかし!俺は今テンションMAXだ!なぜならば今日が結婚式当日だからだ!
他人の結婚式されどテンションは上がる上がる
俺はサチに頼まれて朝早くからキリトを連れ出した。(アスナは他の人が連れ出したらしい)

「なぁキリト」

今はフィールドでレベル上げ中、あたりに敵はいないようなので少し雑談タイム

「SAOずば抜けての美少女アスナと結婚して、今のお気持ちは?」

「突然だな…。えぇと、まぁ幸せだよ」

口角をニヤリとして続ける

「じゃぁさらに幸せになれるな」

あー。わかった。
テレビでドッキリの仕掛け人の気持ちが

「?なんのことだ?」

「きにすんなー、っと敵発見!いくぞ!!」

俺は駈け出し、キリトがそれに続いてくる
敵は一体、≪リーオパール≫。馬の胴にトラの体をもつミノタウロスもどきだ

「俺からな!」

黒印を下から振り上げ、大きく切り裂く。≪リーオパール≫は馬の脚を高く振り上げ、俺目掛けて踏みつける

「キリト!」

俺はその攻撃を黒印で受け止め、弾く。その刹那、高く跳びあがったキリトが≪リーオパール≫の上半身目掛け≪バーチカル≫を繰り出す。システムに補助されてなめらかな軌道で切り裂いていく
タゲがキリトに移り、≪リーオパール≫が突進し、空中で身動きの取れないキリトを襲う
しかし、俺ら攻略組がそんな攻撃を喰らう訳なかろう
黒印を一瞬で鞘に納め、≪居合・真≫で水平一直線に足を斬る。と、バランスを崩した≪リーオパール≫は派手に転倒した
着地したキリトが二刀流スキル≪ジ・イクリプス≫を放つ。二本である事を活かし、斜め切りを中心とした動きで体力を削っていく。俺も負じと≪氷雷・風≫を使い、バツ字の斬撃で≪リーオパール≫の体力を吹き飛ばした

「ふぃ…」

「どうしたレイ、もう疲れたか?」

「ん、いや、遠足の前日気分だったもんで寝不足だ」

お互い武器を鞘に納める
そう、俺は寝不足だ。昨日のよる、何故か感情が高ぶって眠れず、睡眠がろくに取れていない

「じゃぁもう帰るか?」

だめだ!今帰ったら準備が!!

「嫌」

「えぇ――…。子供かよ」

「とにかく、次行くぞ次!」

ずんずんと進む俺をあきれ顔でキリトが見つめる。しかし、ここで帰す訳にはいかないんだ!





















「おい…もう良いだろ?」

「まだまだぁ!!」

今俺は「ワザと」アラームトラップに引っかかり、押し寄せる波のようなモンスター相手に無双していた
≪電雷・圧≫を放つ。この技は、使用者が宙に居る時に発動可能で空を低空飛行しながらその場に星を描きながら切り裂く技だ
その攻撃で半数が減る。しかし、まだサチからOKのメールが…来た!?
視界の端にメール着信メッセが届いていた。キリトに見えないように確認すると『準備OK!』との事だった

「キリト!やっぱもう良いわ!転移すっぞ!」

「何なんだよ!?」

そして俺とキリトは転移して街に着いた

「ふぅ…キリト。腹減ったな。何かくうか」

「お、おう…」

よし、このまま50層にごあんなーい!

転移門をくぐるとサチが待っていた

「サチ!連れてきたぞ」

「うん!じゃ、キリト君!」

「?????」

サチに連れられるがままにキリトは誘拐されていった
俺はその3歩後ろを歩く

しばらく歩くといかにも協会っぽい場所についた。そこでキリトが更衣室らしい場所に入って行った

「…よし、レイ!」

「ん?なんだこれ?」

突然トレード画面が表示されてそこには『タキシード』と書かれていた

「いいから着ろって!」

「なんでだよ!お前だろ普通!」

するとキリトはニヤリとして告げた

「逆ドッキリ、ってやつだ」

「はいぃぃぃぃいいいいぃぃいいぃぃいいぃ!?」
 
 

 
後書き
レイ「逆ドッキリ・・・」
サチ「これを隠してたんだ♪」
雨の日「レイ、よかったな」
レイ「作者、てめぇも仕掛け人か…」
雨の日「え、んまぁ、そだけど」
レイ「天誅!」
雨の日「ぎゃああああああ!?なんでぇぇぇ!?」 
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