なのは一途のはずがどうしてこうなった?
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第六章 金髪娘の暴走
前書き
この小説は魔法少女リリカルなのはの二次創作です。
原作とは異なる設定、独自解釈、キャラクターの著しい崩壊などが含まれております。
原作の雰囲気を重視される方はご注意ください。
割りとマジで原作崩壊しています。
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喧嘩の後は仲直りだ。
互いの意見の平行線は折り重なる境界線上に落ち着く。
つまり、今後は全力で高町なのはを愛すこと。そして、襲われないように全力で逃げること。
それが互いの意見を合わせたものであり、決闘が引き分けた以上、互いの意見を尊重しあったものである。
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フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは正確にミウラ・ケイタの消費魔力量を見抜いていた。
決闘と言う名の訓練で処理された二人の戦いは引き分けに終わった。
高町なのはの消費魔力量は全体の7割近く消費されている。一方、ミウラ・ケイタの消費魔力量は全体の4割程度だ。
つまり、余裕を持って引き分けたのだ。
だが、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンは知っている。
ミウラ・ケイタは戦いには精神力と集中力が必要だ。魔力を使い切る前に、精神消耗と集中力の消耗で戦えなくなるのだ。
磨耗した状態では魔力使用は難しい。
「つまり、今がチャンスだね? バルディッシュ!」
『ミウラ・ケイタは今、碌な魔法は使えないはずだぜ、マスター。俺が見るに、弱った得物だ。今なら美味しく頂ける好機だと見るぜ』
「うん! 行こうバルディッシュ!」
『了解した。ミウラ・ケイタは今自室にいることを感知している。高町なのはは疲れて医務室で睡眠中だ』
さすが、バルディッシュ。聞かなくても知りたいことを教えてくれる。
●
寝ている男を起こさない様に静かに部屋に侵入する。
ドアのロックはバルディッシュが破ってくれた。
侵入した後、ドアに再びロックをかける。
「スゥー、ハァー」
ミウラ・ケイタの部屋の匂いだ。
彼はベッドの中で眠っている。
服を脱いだほうがいいかな?
「どうすればいいと思う?」
『犯すべきだぜ。まずは起きない内に拘束しちまった方がいいだろう。その後は、好きに犯せばいい』
うん、なら。
「バルディッシュ!」
『イエス、マスター』
起こさない様にバインドをかける。
そして、歩みをベッドに向けて、
「はぁはぁ、もう、我慢できそうにないよぉ」
下着だけ脱いで、相手の足元から布団の中に侵入した。
●
布団の中、確かな温もりと熱く硬い物を握る。
そのまま、滑りこむように相手の顔を見る。
握った物を既に蜜に溢れて準備が整った所へ挿入した。
それでも相手は起きなかった。
痛みがあまりない。
話に聞いている限りでは初めては痛いはずである。
だが、それは自分の秘所の溢れ具合から自分で納得した。
必要以上な性的興奮で快楽しかなかったのだ。
彼女は思う、自身は淫乱なのかと。
それでも、性感と達成感からうまく思考ができず、腰を動かすだけのメスとなっていた。
●
ミウラ・ケイタは朝早く目覚めた。
そして、心地の良い重みと柔らかさに気付く。
「え?」
金の髪。流れる金髪に見覚えのあり過ぎる顔。
フェイト・テスタロッサ・ハラオウンだ。
何故か彼女はシャツ一枚で、布団の下。
それを確認して絶望した。
穿いていない。俺も、フェイトも。
そして、明らかに血の跡があり、さらに気怠い。
導かれた答えは、
「やられた!」
寝ている間に襲われたのだ。
起きない自分にも問題があるのだが、まさかドアのロックを破ってまで侵入されるとは思っていなかった。
生々しくも使用済みティッシュが4枚転がっており、その数が何を示すのか、恐ろしくて考えたくなかった。
完全に覚醒した頭で考える。
取り敢えず、シャワー浴びよう。
「げ……」
自室にあるシャワールームには鏡がある。
それを見て、
「フェイトってキス魔なんだ……」
キスをされた印が幾つも唇の周りに付けられていた。
「どうして起きないかな俺」
シャワー後に着替え、自分の服とフェイトの服を洗濯機に放り込み、証拠を隠滅する。
さらに、部屋を清掃して、匂いを消すために消臭剤を巻いた。
それでもフェイトが眠ったままであった。
夕べはお楽しみでしたね……。
「俺は何をやってんだか……」
『そいつは交尾だろ。マスターは随分と絞り取って満足してたぜ』
俺の独り言に答えたのはバルディッシュであった。
『ミウラ・ケイタが起きなかったのではなく、起きれなかったんだぜ! 俺ってマスター思いのデバイスだろ?』
それはつまり、
「テメェ! さては、催眠系の魔術を?!」
『おう! 何、マスターがミウラ・ケイタを襲い易いようにインストールしておいた。お陰で大成功!』
よし、コイツ初期化してやる。
「んっ……。あれ? ここどこ? あ、あー!」
フェイト起床!
「私、やっちゃった……。本当はばれない内に帰るつもりだったのに! バルディッシュ!」
『イエス、マスター』
セットアップだと?!
フェイトは持ち前の高速移動でドアを開き、振り向きざまに、
「え、えと、私! 後悔してないから! あと、気持よかったです!」
言い放って逃げた。
服、どうやって返そうかな。
後日、服はいつの間にか回収されていた。
ミウラ・ケイタはドアのロックを厳重な仕様に変更する、と決心した日である。
その日以来、ミウラ・ケイタの部屋のロックは堅牢なシステムを組んだ生体認証システム、声紋認証システム、指紋照合システムを導入し、さらに、IDカードを提示し、パスワードを入力しなければ開かない重厚な守りになった。
局員の間ではその厳重さから何か重要機密を扱う仕事をプライベート空間まで使ってする勤労者として称え、各員がんばろうと思わせた。
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金髪娘の暴走
機械の暴走
配点:(フェイト)
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後書き
2012/12/23修正
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