転生とらぶる
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機動戦士ガンダムSEED
0200話
シャドウミラーの主要メンバーの紹介が終わり、メギロートの説明へと移ろうとしたのだがそれに待ったを掛けた人物がいた。ウズミだ。
「ちょっと待ってくれ。君達シャドウミラーという組織は世界全てを敵に回した過去があると言ったな? それ程の組織だというのに、幹部は4人だけなのか?」
ウズミの言葉に思わず苦笑を浮かべる。
自分達と同盟を結び、オーブの命運を握っている組織が俺達シャドウミラーなのだ。詳しい情報を知りたがるのはおかしな話ではない。
「さっきも言ったが、あくまでも俺達はシャドウミラーの残党だ。本来このシャドウミラーを率いていた人物は……」
脳裏にヴィンデルの姿が浮かぶが、それを意図的に消し去る。
「戦死した。そしてその人物を慕っていた者はそれを機にシャドウミラーから抜けていった」
「それでは、以前程の戦力は維持できていないと?」
「いや、戦力自体はどちらかと言えば増大している。そもそもシャドウミラーの武力を司る実行部隊の隊長が俺だし、その補佐だったのがそこにいるエキドナだ。そして色々とあって今このゲートの先にあるホワイトスターという衛星基地を手に入れる事が出来た」
「衛星基地ですか?」
キラの言葉に頷く。
「直径約40km……そうだな、こちらの世界のコロニー並か、あるいはそれ以上の大きさを持つと思ってくれればいい。それが次元の狭間……これも分かりにくいか。ようは世界と世界の間にある空間と考えて貰えればいいが、その次元の狭間に浮かんでいる。そのホワイトスターが俺達シャドウミラーの本拠地だ」
次元の狭間や、世界と世界の間にある空間と言っても上手くイメージが出来ないようだ。だがウズミは自分達の想像以上の技術力を俺達が持っているのを再認識したらしく、どこか納得したように頷いている。
「そして戦力に関してだが、元々俺達シャドウミラー隊の構成人数はそれ程多くない。基本的にはレモンが開発した量産型Wという一種の人造人間やそこのメギロートのような無人兵器がメインになっている」
「人造人間!?」
人造人間という言葉に、思わず声を上げたマリューの方を見る。……そう言えばマリューも技術畑の出身だったな。
「ああ。ただし感情というものは持っていない、完全に人型の機械と言ってもいい存在だな。能力的には極めて高く、少なくてもGを奪っていったザフトの赤服程度の能力を備えていると思って貰って構わない」
「なるほど、大体理解出来た。それではそろそろメギロートとか言ったか? その機体の説明を頼む」
レモン達と共に転移してきたメギロートは、特に動く様子も無く命令通りにじっと踞っている。ただ、大きさが大きさなのでその迫力自体は相当なものがある。
「そうだな。俺が今までアークエンジェルと共に戦ってきた印象からするとガンダム、いわゆるGの性能には多少及ばないといった所か。まだ戦闘した事はないが、ザフトのゲイツと同じくらいの戦力だと思って貰えばいいかもしれないな」
「ゲイツ?」
聞いた事のない機種名だったのか、ムウが首を傾げている。マリューにキラ、カガリも同じだったが、さすがにオーブの獅子というべきかウズミとその側近のキサカはそれなりに情報を集めていたらしく、表情を変えていない。
「ウズミ代表とキサカは知ってるらしいが、ザフトの最新鋭量産型MSだよ。ヘリオポリスで奪取していったGを解析してその技術を取り入れたらしい」
「それも大まかな歴史の流れを知ってるからこその情報か?」
ムウの言葉に頷く。
実はゲイツはフリーダムの開発ベースになった機体でもあるのだが、それは今は関係ないので言わなくてもいいだろう。
「なるほど、G兵器に僅かに及ばない無人兵器か。数はどのくらい揃えられるのだ?」
「500機程度はすぐに用意出来る」
「G兵器とほぼ同スペックの機体が500機……だと?」
さすがにそれは予想外の数だったのか、ウズミを始めSEED世界の者達全員が絶句する。マリューにしても500機という数は予想外だったらしく他の皆と共に絶句していた。その気持ちは良く分かる。俺も昨日聞かされて驚いたし。
「さて、そのくらいの戦力をこちらは提供出来る訳だが……同盟に関しての返事は?」
「……さすがにそれは私の一存では決められない。また、出来れば返事をする前にそのメギロートという機体の性能をこの目で確かめてみたいのだが構わないかね?」
「ああ、こちらとしては全く問題無い。M1アストレイとでも模擬戦をさせてみるか?」
幾らメギロートが高い性能を持っていると俺が言っても、実際に自分の目で確認しないと納得出来ない者も多いだろう。まさに百聞は一見にしかずだな。
「そう……だな。本来ならこの後の用事を放っておいてでも模擬戦を見学したい所なのだが、さすがにこればかりはそうもいかん。この後の用事も疎かに出来るものではないのでな。だが、私個人としては君達との同盟については前向きに検討させて貰うと約束しよう。地球壊滅の危機とあっては国是がどうこう言っていられる場合ではないしな」
ウズミの台詞にチラリと操作システムの時刻表示へと目をやると、14時30分を回っていた。どうやら随分と話に熱中してしまったらしい。
最大の懸案だったウズミの理解も得られたようだし、今回の交渉は成功と言ってもいいだろう。……まぁ、正式な返答はメギロートとM1アストレイの模擬戦の結果を見てからになるのだろうが。
「それで模擬戦の日程は?」
「そうだな……明日、というのはさすがに無理か。まだ何とも言えないが出来るだけ早いうちに模擬戦を行えるように手配させてもらう。その際はこちらから連絡するが構わないかね?」
ウズミの言葉に頷き、視線をゲートの方へと向ける。
「俺がホワイトスターにいる時にはあのゲートシステムを使ってくれ。内蔵されている通信システムを使えばホワイトスターと連絡を取る事が出来る。……あぁ、話のついでだが、この倉庫を俺達シャドウミラーに貸し出すという形にしてもらって構わないか?」
「そうだな。君達から提案された同盟については圧倒的にオーブの利となる事が多い。戦力にしろ、歴史の流れを知っている君の知識にしろ、君達の技術にしろ、な。それを考えればこの倉庫を君達に譲渡するくらいは問題ないだろう。……ただし、正式な譲渡は同盟を締結させた後という事にさせてもらう。それまでは貸与という形で構わないかね?」
「その辺はそちらに任せる」
取りあえず俺達シャドウミラーの戦力については理解したので、俺達を陥れて技術を奪い取る……なんて事はまずしないだろう。もしそんな真似をしようものならオーブが滅ぶというのは身に染みて理解した筈だしな。
「では、私は今日の事も含めて報告しなければいけないので、この辺で失礼させて貰う。また後日会おう」
ウズミとしてはこちらを対等の同盟関係を結ぶに値すると判断したのか、握手を求めて手を出してくる。その手を握り、軽く別れの挨拶をするとウズミとキサカはエレカに乗ってエレベーターへと向かっていった。
その後ろ姿を見送り、この場に残っている4人へと声を掛ける。
「それでこの場に残ったって事は、まだ話があると思ってもいいのか?」
「ええ。私の話については予想しているんでしょう?」
マリューがチラリとレモンとコーネリアへと視線を向ける。その視線を堂々と受け止める2人。さっきとは逆の構図となっているな。
「……それで残りの3人は?」
「僕はもうちょっと歴史の流れというのを聞いてみたくて」
「私もキラと同じだな」
「俺も以下同文って奴だ」
キラの言葉に頷くカガリとムウだが、俺はその言葉に首を振る。
「そもそも俺が介入した時点で本来の歴史の流れとは違っているんだし、あまり当てにしない方がいい。それにお前達がその歴史の流れを知った結果、よりイレギュラーな出来事が起こる可能性を考えると悪いが話す事は出来ない」
「けど、お父様には話したじゃないか!」
「あの件に関しては、地球の危機とも言える事態だからだ」
「だが!」
尚も言い募ろうとしてくるカガリをキラが止める。
「カガリ、やめておきなよ。確かに僕も本来の歴史っていうのは気になるけど……それを聞いてしまったら、どうしても僕達の行動にその歴史の知識が影響を与えると思うんだ。最初に聞きたいって言った僕が言うのもなんだけど、自分の行動は自分の意志で決めたい。だから僕はもうこれ以上聞こうとはしません」
「まぁ、キラにこう言われちゃなぁ。しょうがないから俺も聞くのはやめとくよ。ほら、キラも嬢ちゃんもそろそろ地上に戻るぞ」
「嬢ちゃんじゃない、カガリだ!」
「はいはい。……それと、アクセル」
キラとカガリを引き連れてエレカへと向かいながら声を掛けてくるムウ。
「どうした?」
「……くれぐれも、刺されないようにな」
チラリとレモン、コーネリア、マリューの3人に視線を向けて忠告してくる。
その3人は今はなにやらにこやかな笑みを浮かべながら会話をしているが……異様な迫力を感じるのは俺の気のせいだと信じたい。
「……俺の無事を祈っててくれ」
その言葉を聞き、苦笑しながらムウ達3人はエレカに乗ってエレベーターの方へと向かった。
その様子を見送り、深呼吸を一つして気合いを入れ直す。
「さて……取りあえず、こんな所で話をするというのもなんだ。ホワイトスターに移らないか?」
「ええ、私はそれでも構わないわ」
「私も構わん」
「お邪魔させてもらうわ。転移というのにも興味あるしね」
3人から了承の返事を貰い、俺とエキドナを入れた5人でホワイトスターへと転移する。
最初転移フィールドが生成された時には興味深そうにしていたマリューだったが、転移自体はどうという事はないのだ。周囲が転移フィールドに包まれて、数秒後には転移が完了しているのだから。
実際、マリューとしてもホワイトスターへと転移が完了した後は微妙に拍子抜けしたような表情をしていた。恐らくそれなりに衝撃か何かがあるとでも思っていたのかもしれない。
「隊長、レモン様、コーネリアさんお帰りなさい。交渉の方はどうでした? ……って、あれ? その人は?」
リュケイオスの担当をしていた技術班の1人が戻ってきた俺達を出迎えてくれる。だが、このホワイトスターで見覚えのないマリューがいた事に気が付いて不思議そうな顔をしている。
「マリュー・ラミアスだ。ちょっと訳ありでな」
「ああ、隊長の新しい恋人ですか!?」
なんとか誤魔化そうとしたものの、真実をあっさりと見破れれてしまう。
「……まぁ、な」
技術班の男は興味深そう……というよりは、完全に昼ドラを見る感じで俺達4人を見ている。反応してこいつを喜ばせるのも面白くないので、目の前にいる男は無視してレモン達へと声を掛ける。
「取りあえず……そうだな、俺の部屋にでも行くか」
コーネリアの部屋でも良かったのだが、昨日の夜にあそこでレモンを含めた3人でした事を考えるとちょっと気まずい。……と言うか、時間的に考えて起きた時のままで後片付け等もしていない可能性が高い。
3人とも異論は無いようだったので、エアカーに乗って俺の部屋へと向かう。
ちなみにエキドナはレモンから何かの用事を頼まれていたのでここからは別行動だ。……エキドナとしても俺達の痴話喧嘩に巻き込まれたくはなかったんだろう。
後書き
名前:アクセル・アルマー
LV:36
PP:165
格闘:254
射撃:274
技量:264
防御:264
回避:294
命中:314
SP:446
エースボーナス:SPブースト(SPを消費してスライムの性能をアップする)
成長タイプ:万能・特殊
空:S
陸:S
海:S
宇:S
精神:加速 消費SP4
努力 消費SP8
集中 消費SP16
直撃 消費SP30
覚醒 消費SP32
愛 消費SP48
スキル:EXPアップ
SPブースト(SPアップLv.9&SP回復&集中力)
念動力 LV.10
アタッカー
ガンファイト LV.9
インファイト LV.9
気力限界突破
ギアス(灰色)
???
???
???
???
???
撃墜数:288
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