連邦の朝

お付き合い頂き有難う御座います。
其では御覧ください。 

ある王宮…

ここで、赤ん坊が生まれようとしていた。

「王よ、落ち着かれませ。これが初めてではないでしょう。」
この国の大臣であるマーベリックは王に落ち着かせる様に話した。

「マーベリック、貴様！切り捨てられたいのか！！我が愛しの妻タバサが頑張っているのだぞ、落ち着けと言うわれても無理がある！」
自分の焦りをマーベリックにぶつける。

「切り捨てられたいのかとはご挨拶だな。ジョージ、良いかい？君がしっかりしないとジェームズが動揺してしまうだろう。それに友として言わせてもらうが君は父である前に王だ！解ったかいジョージ。」
優しく幼い子供に言い聞かせる様に、話した。

「すまん、マーベリック私は焦って「王子様が生まれたぞぉぉぉぉぉぉ！」はっ…早く行かねば！」
王こと、ジョージ二世は走った妻がいる部屋へ。

「ジョージ走るなそのマントを踏みつけて転けるぞ。」
マーベリックが叫ぶが悲しきかなジョージ二世には聞こえていなかった。

ジョージ二世の走る音が廊下に響き渡った。

気品を求められる王族にはあるまじき振る舞いで走るジョージ二世。

その結果、恐るべき早さで部屋の前に着いたのだった。

「我が愛しの妻とその子は何処だどこにいる！？」
部屋の前にいた兵士に掴みかかりながらごい剣幕で喋るジョージ二世。

「貴方、皆様が怯えていらしゃいますわよ。」
部屋の中から出産後とは思えない程はっきりと話すタバサ。

戸を押し退け入るジョージ二世。
「おぉ！愛しの我が妻よ、そして愛しき我が子は何処に？」

「此処に居ますわ、貴方。」
自分の胸の上に乗っている赤ん坊の顔をジョージ二世に見せた。

ジョージ二世は嬉しそうな顔で妻タバサに話した。

「この子はなんと産まれて間もなくもうその瞳に知性を宿している。」
端から見れば親バカ以外の何者でもないがこの場合はあながち彼は間違って無かったりする。

「そんなことより、この子の名前を私、名前を考えましたの。発表してもよろしくて？」

「勿論、良いさ発表してご覧。」

「この子の目の色がきれいな碧色だからグリーンという名前にしたらどうかと思いまして。」
タバサはそう提案した。

……確かにこの赤子の目は深く碧の色彩を放っていた。

「私も気に入ったぞタバサ！早速集まった民衆に発表してくる！！」
ジョージ二世は走った妻の声を聞かず。

「あ、貴方何もそんなに急がなくとも。あの人たらふふっ。」
母の胸でグリーンは、何か心配した様な顔をしていた。

王は走った、何時もは走って無いためこの２日後に筋肉痛にみまわれる位に、
王宮のテラスに出たこの国中の民衆と二個艦隊が、陸と空を飾っていた。
王は艦隊に方向を一瞬見てから、民衆に大きな声で話し掛けた。

「集まった民衆諸君よ、見ての通り。私が、王ジョージ二世である。」
民衆達は、拍手をした後、固唾を飲んで待っていた。

「この度、諸君らの心配や気になったことがあり集まったのだろう。」
聞こえやすいようゆっくりハッキリ、大きな声で集まった民衆に発表した。

「発表しよう。我が妻と私の子供つまり諸君ら、国民の待ち望んだことの
結果だ、我が子供は無事生まれた「ウォォォォォ！国王陛下、女王陛下、
永久に、永遠に！」 各所から大きな声がこだまする。
「諸君ら、落ち着きたまえ、まだ話しの途中だぞ。」苦笑を浮かべながら
話を続けるジョージ二世。
「もう一度言おう結果だ、我が子供は無事産まれた男子だ！
今日の労働は、我が子供が無事産まれてことから、
特赦とする！！」

集まった民衆達から「国王陛下、女王陛下、第二王子様万歳！！」の声がこだましたのだった。



sideワイアット

私はいったいどうなったのだ？最近はこの事をよく考えているような気がするが…。
む、それにしてもあい意識はいつ分解されるのだ。
あの者達が、言っていたのは未練が無くなし成仏すると光に包まれ記憶が無くなり
転生すると言っていたのだが…。

確かにワイアットが聞いた情報は間違っていない、しかし彼に知識をくれるの同時に
知識共に自らの未練も一緒にワイアットに渡した存在達を考慮していないのならば、
ワイアットが光に包まれていた時、何故全員が、ワイアットに知識を貰えたのか？
それはワイアットに未練が蓄積されあの空間に留まろうする力と転生しようとする力が
攻めぎ合っていたからに、他ならないからだ。
その攻めぎ合った結果、ワイアットの記憶や知識が残ったままの転生になってしまったのだ。
そんなことを知るよしもないワイアットは考えごとをするのだった。

ここはどこだまぁ、あの空間よりは現実的だろうこの場所は、
それにしても目は見えずだが、自分は動いているような気がする。
此処から、弾き出される結果は、私グリーン・ワイアットは、
か記憶を持ったまま転生したようだ。
それにしても私は何故このように冷静なのだろう？
いくら紳士は常に冷静でなくてはと言う考えを持つ私と言えども
この様な非常事態が続いているのだ、動揺してしまうだろうに
私の精神は一体？

……………出産終了

全く凄い経験だな、思わず直ぐに声をあげてしまって、
私を持ち上あげた医者等に驚かれていたな。
しかし、赤ん坊はすぐに目は見えない筈では？
と考えている所にｽﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞと凄い音がなった。

何事だ一体！？

「我が愛しの妻とその子は何処だどこにいる！？」
すごい剣幕で喋るジョージ二世。

…彼が私の父親かそれにしても部屋と言い服装といいここは中世のヨーロッパか？

「貴方、皆様が怯えていらしゃいますわよ。」

ふむ、私の母親は優しい人の様だな。

「おぉ！愛しの我が妻よ、そして愛しき我が子は何処に？」

近く来るとよく見える、ん？あの格好は？もしや！

「此処に居ますわ、貴方。」
自分の胸の上に乗っている赤ん坊の顔をジョージ二世に見せた。

間違いない、彼は、私の父親は王か王族、かなり位の高い人物だ。

「この子はなんと産まれて間もなくもうその瞳に知性を宿している。」

何だと私を見抜いたのか？この時代ならば私は異端として裁かれてしまうやもしれん。

「そんなことより、私名前を考えましたの。、発表してもよろしくて？」

二人は仲が良い様だな、何かあれば母親を盾にすれば良いだろう。

「勿論、良いさ発表してご覧。」

ふむ、私の名か気になるな我が祖国のジョンは勘弁いだきたいが。
ジョン王の様な謀略家には、私はなれんからな全く。
連邦の士官の中でも謀略家として名を馳せていた彼とは思えない謙虚さだ。

「この子の目の色がきれいだからグリーンという名前にしたらどうかと。」
タバサはそう提案した。

私は、今回の生もグリーンか、グリーン・ワイアットで在ること強いられているようだな、
そうか、これが宿命や運命、必然と言うやつか！

「私も気に入った、早速、集まった民衆に発表してくる！！」
ジョージ二世は走った妻の声を聞かず。

集まった民衆に発表だと！私の読みは合っていた様だな。

「あ、貴方何もそんなに急がなくとも。あの人たらふふっ。」

これからどうすべきか、考えるとしようか。
ウォッ眠くなってきたぁ。zzzzzzzz

ワイアットの受難の道はまだまだ始まったばかりだ。

 

ワイアットが何故ゼロ魔の世界の言葉を理解出来たのかというと私の設定でワイアットはヨーロッパ中の言葉が
喋れます。なので、ゼロ魔の世界はヨーロッパに似ている事もあり彼が言葉を理解出来るとしました。
オリジナルキャラクターが出てきましたがご了承下さいお願いします。

次回もまた見てくれると幸いです皆様お付き合い下り有難う御座います。