魔法少女リリカルなのは~過去を捨て今を生きる者~
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無印編!
このポンコツが!
前書き
みなさんこんにちわ。今日も元気に投稿です。
そして今回、アノ淫獣が登場します!どうぞお楽しみに!
・・・たぶんセリフないけどね。
それではっ
あれから少し経ち、今は動物病院の中。
「怪我はそんなに深くないみたいだけど、衰弱しているみたい。きっと、ずっと一人だったんじゃないかしら・・・」
院長をしているシュートカットのお姉さんがいった。
「院長先生、ありがとうございます!」
「いえいえ、どういたしまして」
そう言って院長先生は笑った。
優しそうな人だなー。きっと男にも優しくしてお金をもぎ取られるんだろうなー。もしくは徹底的に尻にしいちゃうか。
「先生、これってフェレットですよね?」
アリサが院長先生にきいた。
「フェレットなの・・・かな?変わった種類だけど。それにこの首についてる乗って、宝石?」
そう呟いて院長先生がフェレットの持つ宝石に触れようとすると、今まで眠っていたフェレットが起き上がった。
「あ、起きた」
それから少し、フェレットは私たちの方を見てキョロキョロしていた。
お前はキ○ロちゃんかっ!
あ、わからないか。
私がそんなしょうもないことを考えていると、フェレットはトテトテとなのはに近づいていった。
「え?えっと・・・」
なのはは戸惑いながらも手を出してみる。
するとフェレットは指の匂いを少し嗅ぐと、ペロっとなのはの指を舐めた。
「うわぁ・・・!」
そんな感じでテンションが上がっていると、当のフェレットはまたコテリと倒れてしまった。
「あぁ・・・」
「しばらく安静にしたほうが良さそうだから、とりあえず明日まで預かっておくわね」
『はい!お願いします!』
やっぱり優しいなぁ・・・。
「って、みんなやばいよ!塾!」
「あ、本当だ!」
「じゃあ院長先生、また明日きます!」
「失礼しましたー♪」
男にもぎ取られないように気をつけてくだい♪
「では、この前やったとこと、この応用問題から始めましょう。テキストの四十七ページから・・・」
あのあと病院からダッシュで塾に行き、私たちは先生の話を半分聞き流しながらルーズリーフの紙を使って会話をしていた。
なのは「あのフェレット、どうしようか?」
アリサ「うちには庭と部屋に犬がいるしなぁ」
すずか「うちにも猫ちゃんがいるから・・・」
美 愛「私のところはたまにあのドラゴンが遊びにくるから、ちょっと・・・ねえ?」
最近あのドラゴン、ちょーしのってだいぶおっきくなってるし。
しかもおにぃが今頑張って召喚魔法覚えてるんだよね。
「はい、それではこの問題を・・・二十九番、高町さん」
「は、はい!」
あちゃー、聞いてなかったか・・・。
「アリサ」
「ええ。。四十七ページの問の3よ」
「えっと・・・四十二分の五です!」
「はい、正解です」
「ふぅ、ありがと、アリサちゃん」
「どういたしまして♪」
なのは「とりあえずお家に帰ってみんなに相談してみる」
あれ、なのはの家ってお店だからアウトなんじゃ・・・?
でもまあ、士郎さんとかいるし、問題ないか。
ってかなのはたち、たまにルーズリーフに絵書くけどうまいね。
あの後、塾が終わって私も家に帰ろうと道を歩いていると、ヒカリが話しかけてきた。
<ねえねえ、ミアー?>
「どうかしたの、ヒカリ」
<あのフェレット、だいぶ少なかったけど魔力反応があったよー?>
やっぱり・・・あのフェレット、魔法について知っている可能性あり・・・だね。
それになのは。
フェレットからの念話は多分、なのはも聞いていた。
つまり、なのはにも魔力がある。
「はあ・・・おにぃに連絡しとこ」
『ってなわけでおにぃ?美愛だけど』
『ごふっ・・・けほっけほっ・・・み、美愛か?どうした』
おにぃ、めっちゃむせてるけど大丈夫?
『ちょうどランニングを終えて深呼吸始めたとこだったんだよ。驚いて喉が変な感じ・・・』
『あぅ・・・ごめん。でさ、おにぃ。今日の放課後の少し経った頃、念話がこなかった?』
『あれ、美愛にも聞こえてたのか?』
やっぱりおにぃにも聞こえてたんだ。
つまりは魔力がある人に無差別に届いた、緊急の念話の可能性がある。そこまで危なかったのかな・・・。
『あの念話、私だけじゃなくて、なのはにも聞こえてたみたいなんだ』
『なのはにも!?どうして・・・って、ああ、そういえばなのはにも魔力があったっけ』
『あれ、おにぃ気づいてたの?』
『つーか美愛は気づかなかったのか?二年前、ヤミをもって学校に行った日の放課後、ヤミが教えてくれたんだけど。それも、かなりも魔力だって。ま、俺にはかなわんだろうがな』
おにぃちょっと自慢げ。イラっとする。
ってかヒカリ・・・このポンコツが!
『まあいいや。ヒカリへのお仕置きはまた後。で、その念話をしてきた相手なんだけど、たぶん、塾の道の途中で倒れてたフェレットだと思う。デバイスっぽいの持ってたしね。衰弱して、怪我もあったから、この海鳴りで争いごとがあるのは確かだと思う』
『そっか・・・ん、了解。この話はここまでにして、早く帰りな。俺も少ししたら帰れるから』
『うん。あと信号を二つ通るだけだから』
『あーい』
そして私はおにぃとの念話を切り、首に吊るしていたヒカリを手に持つ。
「ヒーカーリー?」
<ど、どうしたのかな、ミア?何をそんなに怒ってるんでしょう?>
「ヒカリ、何でなのはに魔力反応があるって気づかなかったの?フェレットには気づいたのに・・・」
<げ、バレてる・・・もしかしなくてもおにーちゃんだな?>
「そんなのはどうでもいいの。さあ、オハナシタァーイム♪」
<い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!>
それから家に着くまでの間、光の叫びは止まらなかった。
ついでに後日、外が暗くなると、機械音の悲鳴が聞こえると噂になった。
後書き
陽「ほんと、ヤミにくらべてヒカリはポンコツだよな」
美「性能も同じように創られた姉妹機のはずなのに、ヒカリは全然使えないよね」
ヤ「ヒカリの姉機として恥ずかしいばかりです」
三人?「<はあ・・・>」
ヒ<ば、なにもそこまで落ち込むことはないんじゃないかな・・・?>
陽「そんなんだからオチ担当wとか言われるんだぞ」
ヒ<ねえ、それ誰が言ったの!?>
美「デバイス(笑)とかもう日常生活でも使われてるよね」
ヒ<それは一体誰が使ってるの!?>
ヤ<そんなんだから出番が減っていくのですよ>
ヒ<ヤミのそれが一番グサッって来た!うわぁぁぁん!みんなが集団ミンチにしてくるぅぅぅぅ!>
陽「いや、さすがにミンチにはしないぞ」
美「せめて荒削り程度だよね」
ヤ<デバイスは硬いですから>
ヒ<けーさつとかおかーさんに言いつけてやるぅぅぅぅぅ!>
・・・終了?
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