天才少年と電脳少女
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単純なひらめき
「そういえば、アインとミスクアトロはどうしたんだ?」
夢人が急に口を開いた
「ミスクアトロは飛行機の予定が合わないから遅れるって言ってたけど、アインは北海道に上陸するまではいたぞ」
ダブルフィンガーはそういって首をかしげた
「そこから別行動だったわね」
ギブミーファイブもそういって首をかしげた。その時、龍次の顔色が変わった
「・・・・・まさかあいつ・・・・」
「どうしたんだ?」
俺は龍次に聞いた。すると龍次は大きなため息をついた
「あいつは、ミスクアトロを改造するつもりだ。きっと、実験台にするんだ。ただ、何をするのか・・・・・」
「心配だが、今は氷河期プログラムをどうやって止めるかをみんなで考えなくちゃいけない」
「だな」
・・・・・そして、みんなで考えた。本当にしばらく無言の時間が続いた。すると、急に、奈菜が頭の上で電球が光ったかのような顔をした
「そうだ!ミサイル!ミサイルで打ち込めばいいんじゃないかな、解除プログラムを!」
「そんな物どうやってやるんだよ」
夢人が投げやりにつぶやいた、その時、龍次が立ち上がった
「いや、できるぞ、ナイスアイディアだ奈菜!作るぞ、慎次!」
「ちょっと待て、先に解説。興奮するのはわかるが、まぁ、落ち着け」
俺は落ち着いていった。龍次も落ち着いて、一回座った
「まずミサイルを作るんだ。氷河期プログラムは立方体だが、中心の核の部分は球体だ。その球体、つまり核を壊して、ミサイルから解除電波を流せば、氷河期プログラムは止まる!」
「そういうことか・・・・それならミサイル設計だ。近くの工場を借りるぞ!」
俺たちは小屋を出て、近くの工場を探しに行くことになった
そのころ、アインは、どこかの研究室にいた
「ミスクアトロ、お前は実験台になるって言ったよな。大丈夫、君が死ぬわけでもないし、また人間に戻れる。心配はない」
そういいながら、麻酔で眠ったミスクアトロに様々な管やコードを付けていく
「さぁ、電脳プロジェクトの始まりだ」
アインは機械のスイッチを押した・・・・・
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