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戦い
韓国マサン
「この武器の量は、・・・。」
リ・シェンは、驚く。すごい。テグもかなりの武器を保有しているつもりだったが、二宮組の銃の量は桁違いだった。
「これが二宮組テグ連合のすべての武器だ。」
二宮組が、部下に言う。
「時間が惜しい。簡単に説明する。まず、第一部隊、第二部隊、第三部隊に別れる。そして韓国軍のバリゲートに三か所に部隊で別れ、攻撃する。敵戦力の分散だ。この戦いで二宮組の全てのC4爆弾を使い、バリゲートを突破。そのあとマシンガン、短機関銃を装備した物が前に出て乱射。敵陣形を崩しそのあと各自、突破を試みろ。この作戦は、どこか一つの部隊が、全滅したとき敵戦力を分散出来なくなる。この戦いは、明らかに敵の方が人も武器も違う。長期戦になれば必ず負ける。時間が勝負だ。各個の奮戦を期待する。俺達は、まだ死んではいけない。全てを敵にしようとも生き延びるぞ!十五分後作戦を開始する。準備をしろ。」
部下たちはそれぞれの掛け声をして各自の仕事につく。二宮は一人別の部屋に行き、ボトムズ社の菊野に電話を書ける。我の希望に、・・・。
くそっ発症者がでたか・・・。エボラ感染者が出た。出撃前にこうなると全体の士気が落ちる。
「どうします?」
クワンジュが、二宮に問う。
「かまわない。出撃。ここで待ってもエボラで血をまき散らして死ぬだけだ。」
二宮は、部下たちに向かっていった。
「時間だ!各部隊に分かれろ!邪魔者は、消せ。毎晩の戦いを思い出せ。全部隊出撃!」
各部隊が、出撃した。
二宮は、第一部隊にいた。隊長として指揮をとる。
「包囲網のフェンスぎりぎりまできずかれずにいく。」
二宮組テグ連合の総勢は、約九十人。第一部隊には大体三十人がいる。バイク、車、それぞれに乗り込み、トランシーバーで連携を取る。フェンス付近に付いた。
C4爆弾は、携帯での遠隔操作によって爆破する。軽トラックにC4爆弾をすべてのせその場から逃げる。その後、携帯で爆破。
「成功させろ。」
二宮は、言った。二人の男は、うなずいた。二人は、軽トラックに乗り込みエンジンをかけた。進む。
フェンスの向こうに韓国軍が見えた。
バババババ
銃声が響く。トラックのガラスにひびを付けた。ガラスが真っ白になる。
ぱすん
銃弾がタイヤに穴を開けた。言う事きかないトラックは、フェンスに突っ込んだ。韓国軍の声が聞こえる。
「銃殺許可は、出ている!さっさと配置につけ!」
トラックに乗り込んだ二人を待っていたが、フェンスとの衝突によってトラックが変形したのか戻ってこなかった。しかし韓国軍は、集まり始める。
「二宮さん!俺達ごと爆破してください。時間がありません。」
音は、トランシーバーからだった。トラックの中からの連絡・・・。
ざざ・・・
こちらから話しかけようとしたが後に聞こえるのは、雑音だけだった。あいつらが意図的に通信を切ったんだ。俺達が爆破をためらわないように・・・。
「クワンジュ爆破しろ。」
「分かりました。」
カチ
ドオおおおん
爆音が響く。フェンスは吹き飛んだ。そしていっしょにあいつらも。二宮は、叫ぶ。
「突撃。」
戦争が始まった。
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