バクゼンと二次オタが過ごしてたアタリマエな日々を越えた先
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ある冬の日の二次オタ(プロローグ)
ー『寒空の下、ケータイが鳴った』ー
それは俺の待ちわびていたメール。運転していたチャリを道端で停め、ケータイを開き、ボタンをいくつか操作してメールを開いた。
ー『時代遅れなガラケーが鳴った』ー
文章を読む。その内容は待っていたモノとは違う。差出人を確認する。紛れもなく待っていたメールであった。胸の奥が締め付けられたような感覚。
ー『車のクラクションが鳴った』ー
俺は駐車場の前に立っていたらしいが、頭が真っ白になり、動けなくなってた。車の運転手に叫ばれ、ようやくチャリを動かすことができた。全速力で家へと向かう。頬を何かが伝い、後ろへ滴となって消えていく。
………まるで今失われた、アタリマエだった君との日々のように
「あれからもう、一ヶ月も経ったんだよな」
俺は通学路、そんなことを呟いた
後書き
一作目の、前置き話です
この「俺」と、メールの差出人、そして「俺」を取り巻く人達…………
登場人物の心理をより詳しく書けていけたらと思いますね
さて、今回の話(?)ですが、これ半分以上僕自身の経験を元に作られてます
フラれた苦い思い出なんですけど、いい素材だったので(笑)小説にしてみようと思って書きました
楽しめていただけたら幸いです
さて、次の本当の一話目がいつ出せるか分かりませんが、頑張って書きますので………
これから、僕と「俺」と付き合っていってくれたら幸いです
それでは、また次回
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