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IS―事務員ですが、何か?―

作者:雪狼
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事後処理めぇぇぇぇぇぇぇぇぇ

 
前書き
連続投稿!やろうと思ったら意外とできました! 

 
クラス対抗戦。優勝者にはデザートのフリーパスがかかったこの試合は極秘事項のことが起こったためにうやむやになってしまった。これだけならいい。これだけなら。

私は先程織斑先生からあることを頼まれた。それは“今日あったことを委員会に報告しないということに決まったため、なぜ試合が中止になったかその理由を考えろ”という物たっだ

むちゃぶりもいいところじゃないか…。

御蔭で私の折角の有給が有給がぁぁっぁぁぁあああああああああああああああああああああああああ!

「なんかいい案出してよゲンさん!助けてよ!」

「なんで俺のところにくるんだ。そしてそんなことを俺に聞くな」

現在私はIS学園食堂のキッチンに居て、そしてそこで働いている私の友人、宮本源助、通称ゲンさんに相談しに来ていた。

「そんなこと言わないでよゲンさん!このままじゃ私の有休がなくなっちゃうんですよ!お願いしますよ!」

涙目で必死ににゲンさんにすがりつく私は恐らく周りの人から見たら常軌を脱した行動のように見えるだろうが今はなりふり構っていられない。なぜなら由紀と会う約束をしているため外したくはないのである。

「そんなこと言ってもな。トーナメントが中止になった言い訳を考えないといけないのはわかったがどんな理由をつけたらいい。テロが起こったわけでもないのにそんなことを書いたら大惨事なわけなんだろ?どうやれと言うんだ。そもそもそれは事務員の仕事じゃないだろうが」

ぶっきらぼうにそんなことをいうゲンさん。

「確かにそうなんですけど、そうなんですけど!織斑先生なんて言ったと思いますか!?“久々に有休をとったそうだな。折角だから休みの間にトーナメントの中止の理由を考えてこい。これは私が決めた決定事項だ。事務員だからという言い訳はきかん。お前もIS学園の一員なのだからこれは義務だ”とか言ったんですよ!理不尽過ぎて涙が止まらないんです!だからゲンさん助けてください!」

「それはまあ大変だったな。助けてやりたいが、俺ではどうしようもない。他をあたってくれ」

そう言ってゲンさんは申し訳なさそうに行ってしまった。

時間がない!次に行かなければ!











「それで、なんでここに来たのかしら?」

「学園最強のあなたに知恵を貸して欲しいんです!」

やってきたのは生徒会室。そして今度の相談相手は更識楯無生徒会長である。

「もっと違う人に頼めばいいんじゃないんですか犬林さん」

「いえ、単にあの時率先して行動すべきだった楯無さんが動かなかったので巻き込んでしまおうと思いまして」

実際、何をしてるかわからなかったし。

「何もしてなかったわけじゃないわよ?私はアリーナの警備をしてたのよ」

あれ?意外とまともな理由だった。

「けど簪ちゃんのこと考えてたらいつの間にか事件が終結してて」

「ダメじゃないですか!仕事しろよ仕事!あんたは織斑先生クラスのシスコンか!?」

「なんですって!織斑先生と同じにしないでちょうだい!私の方が織斑先生が一夏君のことを持ってるよりも深く私は簪ちゃんのことを思ってるわ!」

「この学園の最強と名のつく人はシスコンブラコンしかいないのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

そんなことを言いながら次の人物に会うために生徒会室を飛び出していった。















「というわけで助けてください山田先生!」

「あ、あの、いきなり言われても困るんですけど」

今度助けを求めたのは山田真耶先生。元日本の代表候補生で普段では考えられないほどの正確な射撃をする人物で、織斑先生のクラスの副担任でもある。

「トーナメントの言い訳を考えてください!お願いします!」

「言い訳と言われても…というか、そんなこと私は聞いてないですけど」

え。聞いてない?

「それ、ほんと?」

「は、はい。ほんとですよ」

え。じゃあ何?私踊らされてただけ?

「たぶん、自分が休みをあんまり取れなかったのに犬林さんが有休をとったから単に羨ましかったんじゃないですか?」

なんだ。そんなことだったのか。案外あの人も人間らしいとこがあったんだぁ。

「なんだかんだ言ってても織斑先生って嫉妬したり弟さんが心配だったりしますから」

「けど、あの噂は本当だったんでしょうかねえ」

あまりにも普通の人だっためにうっかりこぼしてしまった。

このとき言わなければひどい目にあわなかったのだけれど。

「あの噂ってなんですか?」

「いえ、織斑先生が彼氏を作らないのは実は弟に惚れてるという噂がありまして」

「あー。確かにそんな節はありま「ほう、まだその噂が残っていたのか」っひ」

そこに現れたのは漆黒のオーラを放っている鬼だった

「貴様ら、ちょうどいいところにいたな。私は今体を動かしたくてしかたなかったんだ。ちょうどいいからスパーリングに付き合ってもらおう」

「「ヒ、ヒィ!」」

そして私と山田先生は織斑先生に連行されていった。


その後なんとか抜け出して待ち合わせの場所に行ったら由紀に泣きつかれた挙句沢山の買い物に付き合わされ財布が寂しくなるという結果になったことがあったが、概ね平和にすごせたという
 
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