ソードアート・オンライン~神話と勇者と聖剣と~
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異なるの物語との接触~クロスクエスト~
プロローグ 不思議な少女、そして漆黒の剣聖
前書き
コラボ企画スタートです!!字伏先生、ソレイユ君かしてくださりありがとうございます!!
SAOクリアから少し前の話・・・。
セモンとコハクは、キリトとアスナの住む22層の森の家にやってきていた。
「うわ~・・・でっかい家ね・・・」
「俺らの家が小さいんだろ。ただの隠れ家だし?」
そんなことをぼやきながら、家の扉を開け・・・れなかった。
「?」
「留守か?」
「いや。いるぞ」
いつの間にか後ろにキリトとアスナ。
「おわぁ!?」
「びっくりさせないでよ!!」
「わははは!!すまんすまん」
「こんにちは、セモン君、コハクちゃん」
そこでセモンはふと、キリトの背中に誰かがおぶさっていることに気づく。
幼い。まだ八歳くらいの外見の、黒髪ストレートヘアーの少女。一見すれば、キリトとアスナの両方の外見を受け継いでるような・・・
「・・・キリト?この子は・・・誰さん?」
「ああ・・・・・・わからん」
「は!?」
「いや。最近このあたりで幽霊が出るって噂聞いてさ。アスナと探しに言ってたんだ。
で、そしたら代わりに・・・」
「この子が見つかったってわけなの」
「ふ~ん・・・あ、カーソルが出ない・・・バグかな?」
「わからない。目を覚ましたら事情を聴いてみようと思うんだ」
その時。ぽーん!という音と共に、セモンにメッセージウィンドウの確認を促すメッセージが表示された。
「?」
開くとそこには・・・
『from:syanonn:ようセモン!久しぶり~!何、警戒すんなよ。ちょっとお前の力を借りんきゃならなくなった。一人で来てくれ。罠じゃねえって・・・。警戒しすぎ。』
「シャノンからメッセージだ。一人で来い・・・ここは・・・十三層か?」
「一人で?危ないわよ!」
コハクが反発する。
「あのシャノンが助けを求めてきてる・・・よっぽどまずいぞ、これは。すまん。俺は行ってくる。コハク、キリト達と待っててくれ」
「そんな・・・」
「大丈夫。安心して」
コハクの頭をわしゃわしゃなでると、セモンは転移門のある広場へと歩き出した。
*
アインクラッド第十三層。その主街区のとある酒場に、シャノンはいた。
「よう、セモン」
「何の用だよ、いまさら」
「まあまあ、もうすぐ、あいつらも来るから・・・」
直後、カラン、と音を立てて酒場のドアが開いた。
そして・・・
「ヤッホー―――――――――――!!みんな元気!?オレ様は超元気!!」
「あたしも元気!!暗い気分なんか吹っ飛ばせ――――――――!!」
「アル、ケイロン、うるさいよ!!もうちょっとマナーってものを・・・『ジロッ!!』・・・はいすみませんでした」
騒々しい声と共に、三人のプレイヤーが入ってきた。
黒髪赤いラインの入った黒コートに、二本の不釣り合いな刀を持った少年、《舞刀》カガミ。
その恋人にして、アスナをそのまま水色っぽくして、髪の毛を下ろさせたらこうなるのではないか、というほどよく似た少女、《星衝剣》アルテミス。
さらに最初にけたたましい叫びをあげた少女、黄色いコーディネートのショートヘア、《三日月弓》ケイロン。
「<トライツインズ>・・・お前ら、何でここに?」
「俺らだけじゃないよ」
そういうと同時に、もう一度扉が開き、入ってきたのは・・・
黒い。漆黒の長髪を首筋で一つにまとめ上げ、地面に着くかのよな長い漆黒のコートをまとい、凄まじいプレッシャーを感じさせる長刀を持った男。
「ソレイユ・・・《漆黒の剣聖》!?」
『漆黒の剣聖』主人公、《剣聖》ソレイユに間違いなかった。
ソレイユはニッと笑うと、
「よう、シャノン」
「おう、久しぶりだな、ソレイユ君!」
「え?知り合い?」
「まあね」
シャノンとあいさつを交わした。
「ソレイユに、<トライツインズ>に、シャノン・・・そして俺。何なんだ、この面子」
「うん。ここに集合することになってるのは全員そろったから、説明する。まずはソレイユ君。今日は来てくれてありがとう。んで、さっそく本題に入るが・・・今日、君たちに集まってもらったのはほかでもない・・・」
そこでシャノンはキッと真剣な表情に変わると、言った。
「・・・アインクラッド《隠しボスモンスター》の討伐クエストのためだ」
後書き
コラボ編第一話、いかがでしたか?
このコラボに参加してくださった字伏先生、近所の野良犬先生、牙桜先生、ありがとうございます!!
まだ参加募集中なので、よろしくお願いします!!
*次回予告*
シャノンと共にアインクラッド隠しボスの出現するというエリアにやってきた一行。《瞬結の瞬殺者》ことビート、《氷の剣士》フブキ達と合流し・・・
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