Red cherry
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恋の教え第一章男は顔に惑わされるな
前書き
こんにちは。漫画家をめざしている宮原です。また出すと思うのでよろしくお願いします。
彼の名前はデイラ。ワタシのあこがれている先輩。「ゴール!!!」彼は華麗なジャンプでゴールを決めた。今バスケの試合が行われている最中だ。カッコいい。ワタシは心の中でつぶやいた。仲間に囲まれている彼をぼーっと眺めていた。するとチラ、彼と目があった。ワタシは我に返って、弾かれたようにその場を離れた。
キーンコーンカーンコーン学校終了のチャイムが鳴った。ワタシはニニ。なんだか冴えない高校二年。今年の目標は何としてもデイラ先輩に告白すること。「ニニ顔!顔がヤバい!」教室の扉に立っている彼女はレイナ。割りと何でもできる憧れる先輩。「今日こそは告白するんでしょ?」「ウッス」ワタシはダルそうに返事をした。「ホントにやる気あんの?」教室に入ってきた。「うぃーす。先輩他クラス侵入っすよ。」もっともな発言に彼女は「うっさいわボケェ!さっきからウッスとかうぃーすとか先輩に向かってなんじゃァ!!!」と逆ギレしてきた。「すんませんした」「ホラ行くよ」ワタシの制服の裾を引っ張って無理やり外に連れ出そうとした。「待ってください!まだ心の準備が」それでも彼女はワタシのいうことを聞かない。「心の準備とか言ってると時間がもったいないでしょ!」「ああ」どんなに踏ん張っても彼女のバカ力には負け、デイラ先輩のいるところまで引きずられた。「頑張って」と一言言って彼女は去って行ってしまった。ハァとひとつため息を吐くと、顔をペシンと叩いて気合いを入れた。そして彼のいる男の群衆のに向かって歩き出した。「あのデイラ先輩…」「ん?」男軍団が一斉にワタシの方を見た。「えっと…その…あの…」なかなか好きですと言えない。「うんと…えっと…」みんながまじまじとワタシの顔を見てきたので少し怖かった。「頑張って。あともう少し…」陰で見守っていたレイナ先輩が小声でつぶやいた。「その…デイラ先輩!好きです。付き合ってください!」何とか言うことが出来た。「えっ!!オレ!?」言えたからといって気を抜いてはいけない。レイナ先輩に教わった。そして付き合ってからが勝負。結果がyes だったとしてもすぐに別れてしまっては、せっかく頑張って告白してもすべて水の泡になる 。ワタシはドキドキしながら応えを待った。
後書き
読んでいただきありがとうございました
まだまだ続くのでまたよろしくお願いします。
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