| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

天才少年と電脳少女

作者:ザクロ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 目次
 

始まり

カチッ、カチッ
パタパタパタパタパタパタ・・・・・・
俺は、昼間から一人部屋にこもってパソコンをやっていた。何かを必死にクリックしたり、何かを必死にうったり。何かに必死になっているのだが、それはよくわからない。
自分で何やってるかわからないって、重症だよな。まぁ、それはいいとしてだ

俺がなぜ昼間からパソコンなどしているのか。学校はどうしたのか、引きこもりなのか、いろいろ疑問があると思うが、簡単にいうのなら、俺には今、勉強など必要ないということだ

しかし、俺は何でこんなに必死になるのだろう。すべてはあの日からおかしくなった気がする

あの日、あのウィルスの存在さえ知らなければ、俺はこんなに熱中することもなかったはずだ
そのウィルスは、調べている途中でよくわからないのだが、聞いた話によれば、まるで生きているかのように話し、動くのだ
俺はそのウィルスに興味津々だった。なぜなら、そのウィルスさえ知れば
サイバー空間の中に存在する世界を旅する、いや、電脳紀行ができる気がするのだ
ただ、それと同時に、何か別の情報を得ようとしている自分がいる
いったい俺はなんなんだろうか・・・・・  
< 前ページ 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧