真剣で私に恋しなさい! これはひとりの仙人無双
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随分と面倒なことに・・・。
前書き
Fate/Zeroの冒頭の案。
1.「一つ聞くぞ、お前が俺を呼んだものか?違うなら今すぐ俺は釣りでもしに行くんだが・・・・」
2.「問おう、貴様が我がマスターか?」
3.「やれやれ、久しぶりの現世、か・・・・・」
4.「誰だよ俺を呼んだのは・・・、華琳たちに殺されるだろうが・・・」
5.「俺の王は華琳だけで十分だ。お前は俺の王じゃない。そして、真名を呼んだら容赦なくその喉笛を掻っ捌く」
6.「華琳に推薦できるような強者に会えるなら手伝おう」
7.「やれやれ、めんどくさいことになったもんだ・・・・」
ああーーーーーー、なんか冒頭すらぐちゃぐちゃして物語がまとまらない。
というかこれ以外にも最初のセリフの候補あるし(泣)
彼の者は戦場の神である。
真紅に黒字で書かれた曹の牙門旗が天高く翻るだけで対した敵は恐れおののき、自らの不運を嘆いた。
知で並ぶ者はひとりとしていない。
馬を駆けさせ速さ、持久力で並ぶ者は一人としていない。
その圧倒的な武力に並び立つ者はいない。
その統率力はまるで王のようである。
彼の者がいるだけで戦を行うことも不可能ではなかった。
刃は一薙ぎで数十もの首を狩り、一突きで鋼鉄をも貫く。
振り下ろされた真紅の十字槍は地をも砕いた。
有名な戦は攻めの戦が主であるが、得意としたのは守りの戦であった。
彼の者が守れば、彼の者の思い通りに動いた。
敗北こそあれど、負けはなし。
ただあるのは実質的な勝利のみである。
民から好かれ、戦場を駆けた。
項羽を超えたと言われる大陸最強にして最高の英雄である。
「こんな感じでどうかの?」
「いや、何がだ・・・・・・・・・」
光に飲み込まれた後、俺の思った通り神こと糞爺
「いやわしは本当に神なのじゃが・・・・」
・・・・・、神こと糞爺
「無視か!!」
無視だ無視、で糞爺に以前あった白い空間へと移されていた。今回は八雲紫とその師匠の薬師出雲はいないらしい。まあそんなことは置いておくとしても、送られた直後に、空が燃え、文字の形を作り、先ほどの文面を見せられたのだが・・・・・。
誰のことを言ってるのかは分かる。
完全に俺のことだ。
だがしかし、なぜ自分のことを簡単にまとめた文章を見せられるのかが理解できない。
いいや、それは違うか。はっきり言えば理解したくないんだろう。先ほど華琳たちにも言ったように、おそらく俺は100年以内に帰ることができるはずだ。
こう強制的に呼ばれた以上、もう一度転生せよ。という事態以外に想像はつかない。
そして、この文面はおそらく俺の過ごした三国志。いいや真・恋姫✝無双の世界で後世において俺についてまとめられた文章なのだろう。
どことなく飛んでいる気がすることから、まとめられた中から重要な部分のみを抜粋したことが想像できる。
「すこし聞くぞ?俺の想像があっているかどうかの確かめだ」
「ふむ、だいたいわしもおぬしが何を聞きたいのか想像がつくが・・・・・言ってみい」
「俺はもう一度転生するために呼ばれた。これはあっているな?」
これが違えば俺の想像は根本的に間違っているということになるから1から呼ばれた理由、そして先ほどの文面を見せられた理由を考え直さなくてはいけなくなる。
どう答える?糞爺・・・・・・・。
「そうじゃの、お主の読んだ通り、わしはおぬしを転生させるためにここに呼んだ。あの光に触れればここに呼ぶことができるからの」
やっぱりあの光はここへの強制召喚の術か・・・・・・。
やはり害はないという考えで正解だったみたいだ。
そして華琳たちの手を引かなくて正解だった。下手したら一緒にここに召喚されていただろうからな・・・。
「じゃあ次だ、俺が転生させられるのはあの世界の、俺たちが生き抜いた動乱の後世の世界か?」
「・・・・・・・・、八雲紫たち二人に逸材じゃと言われただけはあるのかのぉ・・・。その通りじゃ。おぬしに行ってもらう世界は、本来なら別の物語じゃが、またバカどもがやりおって二つの世界がつながってしまい、一つの物語の世界になったのじゃ。おぬしが前に行った世界は三国志を基に作られた『真・恋姫✝無双』。そしてその役1800年後の世界。2009年、現代社会を基に作られた武を競う世界、『真剣で私に恋しなさい!』の世界が一つの歴史となってしまったのじゃ。そして、その間には『織田信奈の野望』まで入ってしまっとる」
『真・恋姫✝無双』・『織田信奈の野望』・『真剣で私に恋しなさい!』・・・・か。
共通点は、男性より女性が強いといったところか?
女性が強い歴史ということか・・・・・・・・・・。
まあ、中には強い男もいる世界だがな・・・・。
「で、俺はいつの時代からもう一度あの世界に行けばいい?」
「お主が行くのは2009年より前、そうじゃの、2006年としようかの」
転生なら原作時にガキになるからそれはないか・・・・・・・・・
それとも転移か?
あのとき、『真・恋姫✝無双』で死んだことに『されている』年に俺と妖夢は神界の華扇に転移させてもらった。墓はあっても、あの時あの場所で俺たちは死んでいない。
「結局俺はどうやってあの世界に行く?」
行き方によって俺のあちらでの生活様式が変わる。
「正しく言えば転移じゃな・・・・・・。じゃが、わずかにじゃが体を若くさせる。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
俺の、生まれた世界の家族、か・・・・。
『真・恋姫✝無双』の前の世界では俺はひとりだった。
捨てられたと思っていた時期もある。
そして、俺はこれまで一度も家族に会ったこともない。
結局なぜおれが一人だったのかは分からずじまいだ・・・・・。
それを訊くこともできるのか?
まあ、悪くはないか。
もし相容れなければ、家を出るまでだ。
「わかった、それでいい。やるならさっさと転移させろ」
「ふぉ、わかったぞい。武器もちゃんと送ってやるが・・・・・、むやみやたらに人を殺すなよ?」
俺は確かにあそこで人を何万、何十万と殺したはずだが・・・・。
「許されないようなことはしないさ、俺の真名を呼ばない限りはな・・・・」
「・・・・・・、『真名』か。世界の伝統に染まったようじゃの。まあでは行って来ておくれ。お主がやることは特にない。お主がいるだけで世界が安定するからの」
まったく、俺の『存在』が持つ力も随分と強大になってしまったな、世界を安定させるほどだなんて。
「送られる前に一つだけ言っておく。俺は原作を知らないから知らないうちに壊してしまうぞ?」
「それでいいのじゃよ」
わけがわからん・・・・・・・。
まあいいか、どうせやることは自由気ままにあの世界の未来で過ごすだけだ。
俺たちが暴れに暴れたあの世界の未来を見てみたい気もするしな。
再び最強の英雄は現世へと舞い戻る。
世界はどう変わるのか?
それはまだ誰にもわからないことである。
後書き
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