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スーパー戦隊総決戦

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第二十話 戦いが終わってその二

「流石にね」
「そこまでいたら大騒動だしな」
「そうよね。まあ三百機?」
 ゴーオンイエローはその数を見て述べた。
「それ位よね」
「大した数じゃない」
「今の私達にはね」
 ゴーオンゴールドとゴーオンシルバーは落ち着いたものだった。
「すぐに倒せる」
「それで気力あげさせてもらうわ」
「それはスパロボでないでおじゃるか?」
 ケガレシアは気力という言葉に反応して述べた。
「ここでも敵を倒して気力があがるでおじゃるか」
「経験値は入ると思うなりが」
「気力はどうぞよ」
 ヨゴシュタインとキタネイダスもこのことを真剣に考える。三人それぞれ顔を見合わせてそのうえで真剣な顔になって話をするのだった。
「あがるなりか?」
「考えたことがないぞよ」
「はい、それはです」
 ヒラメキメデスも言いはする。
「どうなのでしょうか」
「ううん、そういえば考えたことがなかったしな」
「全くよね」
「どうなのか、そこは」
「わからないな」
「気にすることもないんじゃないのでは?」
 ここで介さんが言った。
「どちらにしろ戦いの最後の必殺技は決まっていますし」
「あっ、そうね」
 笑里も介さんのその言葉に頷いて同意した。
「どのみち最後はやられるんだし」
「失礼なことを言う奴だ」
「全くだ」
 ヴァッフォとミゲラはむっとした顔で笑里のその言葉に返す。
「今度こそ勝つからな」
「絶対にだ」
「まあ勝手に言ってろ」
 今言ったのはスモーキーだった。
「どのみち絶対に負けるんだからな」
「この馬鹿猫、私が芸能大臣になったらね」
 シズカが怒った顔でそのスモーキーに言う。
「あんた真っ先に仕分けの対象にしてやるから」
「そっちの国にいないのに仕分けなんてできるのか?」
 スモーキーの突っ込みももっともなことだった。
「そんなのよ」
「やってみせるわよ」
 腕を組んで意固地になった顔だった。
「その時はね」
「だからそっちに俺いないんだけれど」
 まだ言うスモーキーだった。
「俺マジトピアにいるんだしさ」
「その通りでございますですよ」
 ここでマンドラゴラも突っ込みを入れてきた。
「僕ちん達貴方達とはそれなりにお付き合いさせてもらうつもりですけれど」
「そっちの国には入らないぜ」
「その言い方凄くむかつくわ」
「全くな」
「絶対に仕分けしてやる」
 敵は無茶なことを言う。最早道理も何もあったものではない。
 そしてそんな滅茶苦茶なやり取りの中でだ。戦隊の面々は群がるナナシや戦闘機やアノマロカリスをだ。次々に倒していっていた。
「この程度じゃな!」
「結局どうってことはないし」
「ほら、どいたどいた!」
 それぞれの剣や拳で敵を倒していっていた。そしてだ。
 瞬く間にその全てを倒してしまっていた。これで終わりだった。
 そのうえでだ。あらためて目の前の敵に対するのだった。
 まずはゴセイレッドがだ。ダゴンを見て言う。
 
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