スーパー戦隊総決戦
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第十八話 海辺の死闘その十三
「来い、誰でもいいからな!」
「元の大きさに戻っての戦いも久し振りだな」
「そうそう、その戦いも楽しいからね」
ワイバーンも出て来た。
「最後の最後の大逆転に。戦わせてもらおうかな」
「選択肢はないって訳かよ」
マジグリーンがワイバーンの言葉を聞いて述べた。
「巨大化して戦いかよ、今度は」
「さて、ではいいな」
サイクロプスはもう銃を持っている。
「やらせてもらうぞ」
「相手は十冥神か?」
ガオレッドは首を捻りながら述べた。
「それはいいけれど数が足りないじゃないのか?」
「それは安心して下さい」
だがここでロンが名乗り出る。
「私も戦わせてもらいますので」
言いながらだった。あの多くの頭がある真の姿になったのだった。黄金の輝きを放つその禍々しい姿に戻ってみせてなのである。
「ですから」
「これで九?」
「あと一人は?」
「俺だ!」
ドウコクが出て来て叫ぶ。
「派手にやらせてもらうぜ!いいな!」
「わかった」
薫のシンケンレッドがそれに応えて頷く。
「ではだ。相手になろう」
「アノマロカリスも出すか」
「そうするか」
ヴァッフォとミゲラはその演出にかかった。
「では後は」
「他には」
「よし、俺達はな」
「実況解説ね」
ヤバイバとツエツエはそれをするというのであった。
「じゃあ私もそれに入るわね」
「私もね」
七本槍を代表してフラビージョとウェンディーヌが話す。
「七本槍はそっちで」
「闘うのもいいけれどね」
「だあっはっはっはっはっはっは、けれど今は楽しく見ようよ!」
「そうだな。その方がいいな」
「我々は解説に回るとしよう」
サタラクラにマンバルバ、サンダールもそれでいいとした。
「それじゃあそういうことでね」
「うむ、それではな」
「七人の解説しゃだな」
「多い気もするが」
「まあいいだろう」
チュウズーボとサーガインも加わることにしたのだった。
「ではな」
「席を用意しよう」
砂浜に何処からか席を出してきた。マゲッパ達が丁寧に用意してきたのである。
そしてだ。ヒラメキメデスは三大臣に対して話した。
「最後の最後の戦いです。派手にいきましょう」
「そうなりな」
「では。ここはぞよ」
「無人戦闘機をありったけ出すでおじゃる」
「はい、それではアノマロカリスと一緒に」
そう話してだった。彼等も出すのであった。
そしてだ。サキュバス三兄弟もであった。
「あの機械の兵隊は巨大化できたか?」
「ちゃんと協力者がいるぞ」
「そうね」
「うむ、任せておけ」
「ちゃんとしておくからな」
ガジャとリュウオーンが彼等に答える。
「それはな」
「巨大化させるのは得意だからな」
「よし、それならだ」
「こちらも全部出すからな」
「どうせ周知できるし」
こうして三兄弟もガジャ達の協力を得て演出に加わる。こうしてであった。
「用意できたからね!」
「それでいいな」
「そっちはどうだ?」
シズカにガイ、レイが戦隊の面々に言ってきた。
「最後の最後の戦いよ」
「その準備はいいな」
「俺達はできたぞ」
「こっちもいける」
ボウケンレッドが彼等に返す。
「何時でもだ」
「はい、やりましょう」
ボウケンピンクが応えてだった。そうして。
「最後の戦いです」
「行くぞ、皆!」
ボウケンレッドの次の言葉は。これだった。
指を鳴らしてだ。そしてであった。
「アタック!」
「おう!」
「やってやるぜ!」
全員の後ろにそれぞれのカラーでの爆発が起こり。遂に最後の最後の戦いがはじまるのだった。
第十八話 完
2010・5・22
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