甘いものを多く食べても
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第二章
「そっちよ」
「ああ、こっちね」
「苺食べてね」
「ゼリー食べてるけれどね」
「お茶菓子用の固めのね」
「これがまた美味しいのよね」
「いつもお菓子食べてるけれど」
昼にというのだ。
「水泳しててもよく太らないわね」
「ああ、それだけ水泳で身体動かしてて」
祈里はそのゼリーを食べつつ答えた。
「それにね」
「それに?」
「夜じゃなくてお昼に食べてるでしょ」
「いつもね」
「お母さんに言われたの、甘いものは夜に食べるより」
それよりもというのだ。
「お昼やおやつの運動する前にね」
「食べるといいって言われたの」
「そうしたらカロリー消費出来て」
それでというのだ。
「太らないってね」
「夜は晩ご飯の後は寝るだけね」
「夜運動する人もいるけれどね」
それでもというのだ。
「私はしないから」
「だからなのね」
「甘いものはお昼にね」
この時にというのだ。
「食べるといいって言われて」
「実際にそうしていて」
「それでね」
「何時もお昼に食べてるのね」
「そうなの、ただね」
ここで祈里はこうも言った。
「流石にドーナツとかアイスを毎日結構食べてると」
「どっちもカロリー高いしね」
燕は冷静な声で返した。
「毎日多めに食べてるとね」
「一時期ドーナツにはまって」
それでというのだ。
「毎日食べてたでしょ」
「そんな時あったわね」
「あの時部活しても」
「太ったのね」
「ええ、だからお菓子も考えて」
食べるものや量をというのだ。
「それでね」
「やっていかないと駄目ね」
「ええ、幾らお昼に食べても限度があるわ」
「それはどうしてもなのね」
「そう、お昼に食べても程々ね」
燕にゼリーを幾つか渡してから言った、そして燕は有り難うと言ってそのゼリーを食べた。そのゼリーはとても甘く。
燕はお礼に自分が持っているキャンディを一個祈里に渡した、そして放課後は部活だった。祈里はそこで身体を動かし燕もバスケ部で頑張った。
甘いものを多く食べても 完
2025・2・20
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