八条学園騒動記
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第七百八十八話 勉強することその十
「絶対に駄目だから」
「変わればいいんじゃないわね」
「その辺り物凄い馬鹿だと変わらなくて」
「間違えてね」
「周りも巻き込んでだから」
それでというのだ。
「よくないよ」
「そうよね」
蝉玉も確かにと頷いた。
「そうなってもね」
「駄目だよ、それにね」
「それに?」
「本当に馬鹿もね」
そう言うべき輩共もというのだ。
「レベルがあるね」
「今私達が話しているのはどうしようもない馬鹿ね」
「馬鹿の中の馬鹿っていうか」
「どうしようもなく頭が悪い」
「知識や教養がないだけじゃなくて」
それに留まらずというのだ。
「常識やモラルもない」
「そういうのも頭になくて」
「何もわからないし」
そうであってというのだ。
「何を言ってもね」
「聞かないわね」
「絶対に信じたら駄目な奴を信じて」
「それで間違えて」
「破滅して」
そうなりというのだ。
「まだ気付かないか泣き叫ぶ」
「どっちかよね」
「どっちにしても助けてもね」
「意味ないしね」
「助ける気もね」
それこそというのだ。
「起こらないよ」
「そうなるわね、絶対に」
「困っている人は助けろって言っても」
トムはこの言葉を思い出した。
「そんな奴はね」
「助けたくないわね」
「こっちが何言っても聞かなくて」
ペリーヌに話した。
「そして周りを巻き込んで破滅して」
「それで助けてくれって泣き叫ばれても」
「自業自得だってね」
「突き放すわ」
「もうそのまま野垂れ死ねって」
「なるわね」
「こっちが迷惑受けてたら」
彼等の過ちでというのだ。
「そうなるよ」
「そうよね」
「いや、そんな馬鹿がいない」
そうしたというのだ。
「余の中であって欲しいね」
「一人でも少なく」
「そうした馬鹿が増えたら」
「世の中滅茶苦茶になるわ」
「馬鹿なことばかりしてね」
「連合も潰れるわよ」
「あれだよね」
トムはこうも言った。
「国を潰すのはね」
「馬鹿よね」
「実際馬鹿な奴なおかしなことをして」
「暴君とかがね」
「それで国潰れてるよね」
「悪い馬鹿な王様が馬鹿な政治して」
ペリーヌは連合の創作でよくある設定を話した、当然ながらエウロパをモチーフにした作品のことである。
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