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八条学園騒動記

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第七百八十八話 勉強することその一

                勉強すること
 ペリーヌは忌々し気に話した。
「まともな本も読まない、敬虔もない」
「それならだね」
「それこそね」
 まさにとトムに話した。
「白痴とね」
「変わらないね」
「これはね」
「これは?」
「知能指数の問題じゃなくて」
 それでというのだ。
「勉強しているか」
「その問題だね」
「本当にね」
 実際にというのだ。
「何も勉強しないなら」
「何も知らないね」
「法律もルールもね」
 そうしたものもというのだ。
「一切ね」
「常識もだね」
「生きる為に必要なものが」
 その全てがというのだ。
「もうね」
「全くない」
「そんな風になったら」
 それこそというのだ。
「詐欺師に騙されて」
「全部取られるね」
「海賊になっても」 
 それでもというのだ。
「絶対によ」
「やっていけないね」
「馬鹿過ぎてね」
 その為にというのだ。
「そうなるわ」
「そうなんだね」
「ある程度でも」
 それでもというのだ。
「頭があったら」
「違うね」
「有罪判決受けて」
 そうしてというのだ。
「罵詈雑言と嘘しか言わないで」
「最悪だね」
「しかも他にも行いが悪い」
「そんな奴を支持するとか」
「こんなのは簡単によ」
 それこそというのだ。
「詐欺に引っ掛かるわ」
「そうなるね」
「詐欺師は馬鹿を騙して」
「お金を巻き上げるね」
「そうすることがお仕事だから」
 当然ながらこの時代でも犯罪である、連合だけでなくエウロパでも他の国でもそれは変わることがない。
「だからね」
「馬鹿を見たらだね」
「近寄って」
 そうしてというのだ。
「騙すわ」
「そうするね」
「本当にそうするのが」
「詐欺師のお仕事だね」
「この場合悪徳政治家とかカルトの教祖もね」 
 こうした輩共もというのだ。
「入るけれどね」
「詐欺師に」
「そう、本当に馬鹿は騙されて」
「お金取られるね」
「利用され尽くしてね」
 そうもなってというのだ。
「それでよ」
「詐欺師は犯罪だけれど」
 蝉玉はそれでもと言った。
「どうしようもない馬鹿が騙されても」
「同情しないね」
「そうした馬鹿ってね」
 スターリングに話した。 
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