金木犀の許嫁
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第五十三話 家に帰ってその三
「凄い運動よね」
「走って跳んでで」
「泳ぎもするし」
「トライアスロンみたいな感じです」
「そうよね」
「うちの学校トライアスロン部もありますが」
「あれは凄いわよ」
トライアスロンについてもだ、真昼は話した。
「泳いで自転車乗って走って」
「とんでもないですね」
「あれだけの運動はね」
それこそというのだ。
「他にはね」
「ないですね」
「そう思うわ」
「そして忍術も」
こちらもというのだ。
「考えてみますと」
「あれ位凄いわね」
「走って泳いでで」
「今は自転車にも乗るわね」
「速いので」
自転車に乗ると、とだ。白華は答えた。
「乗ります」
「そうよね」
「自転車に乗りますと」
白華はさらに言った。
「馬に乗って走るのと同じ位です」
「速く進めるのね」
「ですから」
それ故にというのだ。
「よく乗ります」
「今の忍者の人達は」
「そして大人になれば」
白華はそれからのことも話した。
「オートバイや自動車にもです」
「乗るわね」
「運転免許は欠かせません」
そうしたものに乗る為にというのだ。
「現代の忍者は」
「ハイテクね」
「はい、科学もです」
「必要なのね」
「忍者は昔から科学もです」
こちらもというのだ。
「よく学んでいます」
「戦国時代からかしら」
「そうです、当時は科学と呼ばれなかったですか」
「今見ると科学ね」
「そう呼ぶべきものもです」
真昼に真剣な顔で話した。
「採り入れています」
「そうよね」
「そして今はです」
「現代科学を取り入れているのね」
「そいうしています」
実際にというのだ。
「だから自動車もです」
「乗るのね」
「中にはヘリコプターを操縦出来る人がいます」
現代の忍者にはというのだ。
「これが」
「ヘリコプターもなの」
「凄いですね」
「ええ」
真昼はまさにと答えた。
「それはね」
「そうした人もいまして」
「現代科学を取り入れて」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
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