ドリトル先生の長崎での出会い
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第八幕その一
第八幕 長崎の美人さん
先生は長崎に戻ると早速ホテルで休んで朝お風呂に入ってから和風の朝ご飯を頂きました、その朝ご飯を食べるとすぐにです。
動物の皆と一緒に長崎の街に出ました、すると皆さっきまで食べていた朝ご飯のことをお話しました。
「白いご飯美味しかったね」
「お味噌汁もね」
「焼き魚にお漬けものもあって」
「生卵に海苔もあって」
「美味しかったね」
「そうだね、ハウステンボスでは洋食を食べていたけれど」
それでもと言う先生でした。
「和食もいいね」
「日本にいて長いしね」
「僕達もすっかり和食に馴染んだね」
「そうした意味で日本人になったね」
「ハウステンボスに居心地のよさを感じても」
「そうだね、日本のお家にも住んでるしね」
神戸ではというのです。
「畳と障子のあるね」
「襖とね」
「お布団で寝る」
「そうしたお家で暮らしてるし」
「尚更だね」
「そうだね、本当にね」
にこにことして言う先生でした。
「和食にも親しんできたね」
「全くだね」
「凄く美味しく感じるわ」
「朝に食べても」
「そうしてもね」
「いいね、その美味しい朝ご飯を食べて」
先生はそうしてと言いました。
「今日も楽しく過ごそうね」
「是非ね」
「今日は学会があるしね」
「それにも出席してね」
「長崎の街をフィールドワークして」
「楽しもうね」
皆も笑顔で応えました、そうしてです。
先生は学会まで長崎の街を観て回ってそれから学会に出席して色々な人の学説を拝聴しました。それが終わるとまたです。
長崎の街をフィールドワークしますが皆こんなことを言いました。
「しかし坂道が多いね」
「つくづく思うね」
「長崎の街ってね」
「そうだね」
「うん、これがね」
まさにと言う先生でした。
「長崎の特徴だね」
「全くだね」
「兎に角坂道が多いね」
「そしてその坂道が曲がりくねっている」
「上下にね」
「そんな風だね、だからね」
先生は坂道の一番上から海を観て言いました。
「グラバー園もああした場所にあるんだ」
「あそこも坂になってるね」
「山のところにあって」
「そうなってるね」
「海が奇麗ね」
「そうだよ、平地よりもね」
長崎はというのです。
「坂が多いね」
「そうだね」
「ここにいたらね」
「そのことを実感するね」
「本当に坂が多い街よ」
「ハウステンボスはオランダの街を再現したけれど」
それでもというのです。
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