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るーみっくキャラオールスター対大谷翔平選手

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第四話 団欒その八

「擦るからな」
「言われてみると」
「だから女の子もだろ」
「正式なユニフォームなのですね」
「阪神のな」
「そうですか」
「練習の時もだろ」
「俺達は野球やるからな」
 竜之介が応えた。
「やっぱりな」
「このユニフォームだな」
「阪神のな」
「やっぱりそうなるな」
「足も擦らないしな、それにな」
 竜之介は炎を背負って言った。
「このユニフォーム以外ないだろ」
「ああ、着るとな」
 パンスト太郎も言ってきた。
「もう他のユニフォームは着られないな」
「甲子園だとな」
「夢みたいだ」
 パンスト太郎はこうも言った。
「阪神のユニフォームを着られるなんてな」
「俺もだ、他の服なんて着られるか」 
 竜之介は強い声で言った。
「もうな」
「だったら半ズボンもブルマもないな」
「俺は女だがな」
「ああ、あんたは女だ」
 パンスト太郎は竜之介にはっきりと告げた。
「立派なな」
「初対面でもわかるんだな」
「わからない筈ないだろ」
 パンスト太郎は即座に答えた。
「体形見てすぐにだ」
「そうなんだな」
「わかりやすいわよ」 
 乙女も言ってきた。
「貴女のことは」
「よく間違えられるんだがな」
「いや、口調は服装はそうでも」 
 男のものでもというのだ。
「声の色と体形でわかるから」
「すぐにわかるか」
「一目でね」
「うん、あと騙されやすいね」 
 鯖人は笑って言って。
「そこは注意してね」
「こうした奴にな」 
 りんねはその父親を親指で指し示しつつ竜之介に話した、見ればその顔は何一つ笑っていないものだった。
「気を付けろよ」
「おめえの親父さん悪い奴なのか」
「それで碌でなしなんだよ」
「俺の親父と同じか」
「そうだな」
 りんねも否定しなかった。
「負けてねえ」
「何っ、わしは碌でなしか」
 その竜之介の親父が言ってきた。
「わしの何処が碌でなしだ」
「いや、絶対にそうだろ」
 乱馬が見てもだった。
「うちの親父も同じ位だけれどな」
「乱馬貴様父をそんな目で見ておるのか」
 人間の姿でその親父が言って来た。
「何たる息子か」
「いや、それまでのことを見ていたら」
「当然よね」
 かすみもなびきも思い言うことだった。 
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