ハッピークローバー
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第百五十六話 祭りの中でその十五
「自分達もね」
「民度低いのね」
「やりたい放題やるのよ」
「そういうものね」
「民度も変わらないわよ」
これもというのだ。
「日本もね」
「高くないのね」
「平気で嘘吐いてそれに騙されて人を馬鹿にする奴民度高い?」
「嘘吐きは泥棒のはじまりで」
カンボジアの娘は一華の今の言葉にこう返した。
「騙される奴は馬鹿ね」
「そうでしょ」
「そんな連中はね」
それこそというのだ。
「民度が低いわね」
「そう言うしかないわね」
「というか嘘に騙される馬鹿って」
「調べたらわかる様な嘘にね」
「普通に詐欺師が来たら」
「騙されるわよ」
一華はあっさりとした口調で答えた、商品を売りつつ。
「もうね」
「簡単にね」
「そうなるわね」
「そんな連中もいるからね」
日本にはというのだ。
「あながちね」
「民度高いって言えないのね」
「むしろそう言って他の国のこと言う奴の民度こそね」
「低い」
「私そう思うわ」
「そんなものね」
「日本人も他の人達もね、だからね」
そうであるからだというのだ。
「民度はね」
「言わないのね」
「そうよ、どの国の人も同じよ」
それこそというのだ。
「そのことは」
「そんなものね」
「それでね」
さらに言うのだった。
「人間の屑だっているしね」
「さっき言ったあいつとか」
「あいつそうだったでしょ」
「正確最悪だったわね」
「あいつを見てもね」
そうもしてもというのだ。
「思うわ、あいつ部活で意地悪でね」
「何処でもやること同じね」
「他の部員の出席全部欠席に書き換えたのよ」
「そんなことしたの」
「それがばれてね」
「どうなったの?」
「退部になったのよ、顧問の先生も馬鹿じゃなかったから気付いて」
実際に出席しているかだ。
「部活出て先生が見てたらわかるでしょ」
「わからない先生もいるわね」
「学校の先生って質悪いのも多いしね」
「日本はそうよね」
「多分ね」
一華は嫌そうな顔で言った。
「日本で一番変な人が多いのが」
「学校の先生ね」
「そうだと思うわ」
「そこまで酷いのね」
「実際先生の犯罪多いでしょ」
「暴力とかセクハラとか」
「もう異常に多いしね」
それにというのだ。
「そうしたことがわからない」
「出席簿書き換えてもわからない」
「そんな馬鹿な先生もね」
「いるのね」
「中には試合に負けて」
そうなりというのだ。
「部員全員に丸坊主強制して」
「体罰よね、それ」
「それで自分はしないでね」
言った本人はというのだ、しかもその負けた生徒を指導しているがだ。
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