星河の覇皇
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第八十七部第五章 外の世界の動きを無視しその六十二
「ただ煽動はです」
「よくされたな」
「市民団体等を抱き込んでいて」
「何かとされたな」
「ですが我々は」
連合の方はというのだ。
「そこまではです」
「考えていないか」
「まだ」
「そうなのか」
「そうです、まあ今はです」
「マウリアに諜報拠点を置き」
「そして」
そのうえでというのだ。
「そしてです」
「ダブルスパイもだな」
「もうけていく様に考えています」
「ではそれで頼む」
キロモトもよしとした。
「その様にな」
「それでは」
「常に動いている」
キロモトはこの言葉も出した。
「世界は、そしてな」
「政治もまた」
「それでだ」
「国防省もですね」
「動いてくれ」
「そうさせて頂きます」
「技術は常に日進月歩でな」
そしてというのだ。
「軍事技術もな」
「むしろ軍事技術はですね」
「連合では重視されていないが」
長い間対外戦争がなく産業や文化の発展に勤しんできた、その為そうした技術については二の次であったのだ。
「しかしな」
「それでも技術であり」
「やはり日進月歩だ」
「ですから民間技術を移転させ」
そうしてとだ、八条も答えた。
「今現在です」
「進歩させていっているな」
「そうしています、元々連合は軍事技術も発展していましたが」
「民間技術の発展がな」
「かなりのものでして」
「その民間技術を移転させてだな」
「今の様に発展させ」
そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「今に至るな」
「はい」
まさにというのだ。
「そしてです」
「これからもだな」
「発展させていき」
「強力な兵器を多く擁し」
「システムもです」
軍のそれもというのだ。
「まさに日進月歩で」
「発展させていくな」
「そうしていきます」
「では頼む」
「それでは」
「今エウロパも軍事技術を進歩させているな」
「それも必死に」
八条はこのことも知っていて答えた。
「二次大戦前のドイツの様に」
「ギルフォード総統の政策によってな」
「多くの予算を人材と設備を投入し」
そうしてというのだ。
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