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ドリトル先生の長崎での出会い

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第四幕その二

「出来るだけね」
「全くだね」
「こんなもの使わない方がいいよ」
「絶対にね」
「特に一般市民にはね」
「そうだよ、使ってはいけないよ」
 絶対にというのです。
「こうしたことになるから」
「戦争はせざるを得ない時があっても」
「それでもだね」
「核兵器は使ってはいけないね」
「何があっても」
「戦争でもね」
 例えこれを行ってもというのです。
「していいことと悪いことがあって」
「それでだね」
「化学兵器や細菌兵器を使ってもいけないけれど」
「核兵器もだね」
「使ってはいけないね」
「そうだよ」 
 何があってもというのです。
「そうしたものはね」
「こうしたことになるから」
「絶対にだね
「核兵器は使ってはいけないね」
「戦争になっても」
「原子力のエネルギーは平和利用すべきで」
 あくまでというのです。
「こうしたことにはだよ」
「使ってはいけない」
「本当にそうだね」
「何よりもね」
「そうしないと駄目だね」
「全くだよ」
 こう言うのでした、原爆の被害のことを学びつつ。
 そしてです、先生は資料館を後にして皆にあらためて言いました。
「イギリスも核兵器を持っているけれどね」
「そうそう、五大国は全てでね」
「イギリスも持ってるんだよね」
「アメリカやロシアや中国もで」
「フランスもで」
「そしてインドやパキスタンも持っていて」
 そうであってというのです。
「イスラエルもで」
「北朝鮮だってね」
「持ってるんだよね」
「そこで一番問題なのはね」
「やっぱり北朝鮮よね」
「あの国はね」
 まさにというのです。
「色々とんでもないことばかりだけれど」
「核兵器も持ってるからね」
「余計に問題なんだよね」
「あの国は」
「化学兵器や細菌兵器も持ってるし」
「だからね」
「本当に非道な国だよ」
 先生は心から思いました。
「国民の人達は餓えていてね」
「将軍様だけ贅沢をして」
「軍隊にばかり力を入れていて」
「核兵器を開発していて」
「持っているからね」
「全く。核兵器を造って持つなら」
 それならというのです。
「その分だよ」
「国民の人達を食べさせないとね」
「それが第一だよ」
「将軍様の贅沢も止めて」
「そのうえでね」
「そう、そしてね」
 そのうえでというのです。 
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