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ハッピークローバー

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第百五十三話 スカートの丈その十一

「そうした連中ってね」
「誰も見ていないか誰がしたかわからないなら」
「集団でね」
 まさに寄ってたかってだ。
「何するかわからないわね」
「それこそね」
「本当にそんな連中こそね」
「最低よね」
 二人で忌々し気に話した、そしてだった。
 一華は紙コップの中のビールを飲んでだ、ストロングのレモンを飲んだかな恵に言った。
「そんなことする連中ってチンピラよね」
「はっきり言ってね」
 かな恵も否定しなかった。
「自分達はどう思っていても」
「それに過ぎないわね」
「漫画だと悪いことしていて」
 そうしてというのだ。
「そこに主人公が来てね」
「一蹴されて終わりね」
「世紀末な世界とかでね」
「名前もない連中ね」
「そう、結局はね」
「そんなチンケな連中よね」
「そんな連中になったら」
 かな恵はこうも言った。
「人としてね」
「終わりね」
「そう思うわ、ただそうした連中って頭凄く悪いから」
「馬鹿なことして破滅するわね」
「それこそね」
 文字通りにというのだ。
「犯罪やるか本当に騙されてね」
「何もかも取られて」
「そうなってね」
「破滅するわね」
「どうしようもない位頭も性格も悪いなら」
 それならというのだ。
「確実にね」
「破滅するわね」
「そうなってね」
 それでというのだ。
「終わるわよ」
「世紀末な世界で暴れてる様な連中は」
「そうした世界だと主人公に一蹴されてね」
 そうして終わってというのだ。
「今みたいな世界でもね」
「犯罪やってばれるか騙されて」
「それで終わりよ」
「そうなるのね」
「普通に頭悪くてもね」
 富美子はそれでもと言った、マトンを食べつつ。
「まあいいわね」
「それでもね」
「けれど今私達が話してるレベルの」
「とことん馬鹿で」
「偏見の塊でね」
 この要素も備わりというのだ。
「あちこちで煽る様な」
「そうした馬鹿なら」
「もうね」
 それこそというのだ。
「かな恵の言う通り犯罪それもまさにドキュンがやる」
「そんな犯罪やって」
「ばれないと思っていても」
 本人がというのだ。 
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