ハッピークローバー
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第百五十三話 スカートの丈その八
「そうなってもね」
「同情出来ないわね」
「そこまで馬鹿で性格悪いなら」
「ざま見ろって思うわね」
「どうせ誰が何言っても」
それでもというのだ。
「わかるとは思えないし」
「そうよね」
かな恵美も確かにと頷いた。
「そんな人はね」
「もうわかるだけのものがね」
「なくて」
「こうだって言っても」
「兎についても」
「わからなくて」
「それで詐欺師が見付けたら」
その時はというと。
「富美子の言う通りにね」
「迷わず近寄ってきてね」
かな恵も応えた。
「騙しにかかるわね」
「そうしてね」
そのうえでというのだ。
「お金巻き上げられるわ」
「それか利用されるわね」
「こうした奴普通に利用されやすいしね」
「頭悪過ぎて」
「それでどうせ周りにお友達とかいないし」
「性格も悪いから」
かな恵はここでこう言った。
「偏見の塊で追い出せとか叫ぶから」
「どうせ周りからもね」
「引かれてるわね」
「そんなのだから」
「騙したり使用しても」
「捨て駒にして」
一華はここでも冷たく言った。
「利用するにしても」
「そうして利用価値がなくなったら」
「ポイ、でね」
実際に捨てる仕草をして話した。
「終わりね」
「もうそれでね」
「それでそうしても」
「周りも何も思わないわね」
「馬鹿過ぎて性格悪過ぎるから」
「周りからも嫌われていて」
「そうなってもね」
それでもというのだ。
「終わりでしょうね、行方不明になっても」
「消されたとか?」
留奈は一華に目を向けて言った。
「そうなって」
「そう、用済みになってね」
「口封じとかで」
「それでそうなってもね」
「あいついないな、で終わりね」
「嫌な奴がね」
「無様ね」
留奈はここまで聞いて述べた。
「それはまた」
「そうよね」
「そんな人生送るのね」
「まあ終わりを全うはね」
「出来そうにないわね」
「絶対に詐欺師とかに利用されて」
そうなりというのだ。
「人生終了よ」
「あまりにも馬鹿で性格悪過ぎて」
「実際兎食べることって」
一華はこのことについて話した。
「本当に普通だしね」
「私食べたことあるしっていうか」
留奈は自分達五人全員を見回して話した。
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