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スーパー戦隊超決戦

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第四十二話 決戦その七

「お主達の力と知恵の見せどころじゃぞ」
「俺達だって馬鹿じゃねえんだ」
 晦の隣から蛾眉が言った。
「ちゃんと守りは固めてるぜ」
「しかも皆強うなっているぞえ」 
 有明の方は今も余裕のある態度だった。
「そのわらわ達に勝てれば褒めてやろう」
「さあ来やがれ」
 牙鬼は守りの陣頭に立ってニンニンジャー達に対して告げた。
「思う存分相手をしてやるぜ」
「望むところだ」
「それなら倒してやる」
「僕達だってここまで修行してきたんだ」
「その力見せてやるわ」
「そして私達の忍術も」
「皆の力もでさあ」
 ニンニンジャーの面々は身構えた、そうして牙鬼軍団との最後の戦いに向かった。
 ゴーカイレッドは守りを整えたザンギャックを前にしてまさにその中心にるギルに対して両手に一本ずつ刀を持った状態で言った。
「これで終わらせてやる」
「それは俺の台詞だ」 
 ギルも負けじと返す。
「これまでの因縁全て終わらせる」
「お互いにだな」
「そうするな」
「また会ったのも縁だったが」
 ゴーカイブルーも言ってきた。
「そこれからはそれもなくなるね」
「案外寂しいものね」
 ゴーカイイエローが続いた。
「そう思うと」
「それなりにね」
「色々あったけれどね」
「そうだね、ザンギャックとも色々あったね」
「そうですね」
 ゴーカイグリーンとゴーカイピンクも話した。
「常に戦って」
「何かとあったよ」
「ですがそれもです」
「これで終わりだね」
「全て気持ちよく終わらせる為に」
 ゴーカイシルバーもいて言う。
「勝たないといけないですね」
「そうだが勝てるか」
 ダマラスがゴーカイシルバーに問うた。
「今の我々に」
「勝つと言えば」
「勝てるではなくか」
「大きく出ましたね」
 インサーンも言って来た。
「面白いです」
「何を言っている」
 ここでゴーカイレッドが言ってきた。
「俺達が勝つのは当然のことだ」
「そう言うのですか」
「そうだ」
 またインサーンに告げた。
「俺達は強いからな」
「単純な理由ですね」
「だが事実だ」
「確かに」
 バリゾーグが冷静に述べてきた。
「お前達は強い」
「そうだな」
「だからだ」 
 それでというのだ。
「俺達は勝つ」
「ならそうしてみせるか」
「今からな」
「なら見せてみろ」
 ギルはきっとした声になってゴーカイレッドに返した。 
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