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星河の覇皇

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第八十七部第四章 首相官邸にてその七十四

「所詮な」
「事実ではない」
「それならばですね」
「やがて裏を取られ」
「見破られますね」
「そうなる、従軍慰安婦でもだ」
 この話でもというのだ。
「そうだったな」
「そうでしたね、あれは嘘でした」
「戦時中の娼婦はいました」
「軍が応募して来てもらった」
「そうした人はいました」
「しかし強制ではなかった」
 このことは徴用工でも同じだ、あくまで人を募集してそうして来てもらったのだ。それだけのことであった。
「その必要はなかった」
「当時普通に公娼制度がありました」
「赤線というものがありました」
「そこから人を雇えばいい」
「そうでした」
「江戸時代からあった」
 吉原等がそれであった。
「ことの善悪は置いてな」
「今のですね」
「今の倫理観では語れないですね」
「当時のことは」
「そうだった、そしてだ」
 アッチャラーンはさらに話した。
「軍の娼婦もな」
「将兵の性欲を解消し蛮行を防ぐ」
「かつ娼婦を管理して性病を防ぐ」
「その為にですね」
「存在していましたね」
「その辺りの娘を攫って無理にさせなくともだ」
 その様にせずともというのだ。
「自然にだ」
「人は集まりました」
「募集すれば集まりました」
「それだけでした」
「そうだった」
 まさにというのだ。
「当時はな、その辺りの娘を軍の人間が攫うなぞだ」
「それも大々的に」
「そうせずともですね」
「娼婦は来ましたね」
「募集すれば」
「そうなっていたのにだ」
 それが真実だがというのだ。
「何故かだ」
「この話ではですね」
「そうした話になっていて」
「日本政府も日本も攻撃されましたね」
「日本人の」
「日本の左翼勢力が言いだしたが」
 その慰安婦の話をである。
「やがてわかった」
「捏造であると」
「そしてその裏にいる存在もですね」
「はっきりしましたね」
「そうだった、そして今ではだ」
 この時代ではというのだ。
「それがわかってな」
「それで、ですね」
「批判されていますね」
「歴史において」
「最も悪質な報道犯罪の一つとしてな」
 まさにその一つとしてというのだ。 
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