新オズのかかし
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第十一幕その二
「楽しい時間は過ごさないとね」
「素晴らしい人達とね」
「そうしようね」
「その時が来ればね」
ジャックも笑顔で応えました。
「そうしようね」
「オズの国ってどんどん素敵な人達が来てくれるから」
それでと言うトトでした。
「いいんだよね」
「そうだよね」
臆病ライオンはトトの言葉に頷きました。
「その時が来れば」
「またね」
「一緒に楽しい時を過ごしたいね」
「そうしたいね」
「そうね、それとね」
ここでオズマは皆に言いました。
「実は来月に王宮で社交パーティーがあるの」
「毎月恒例のね」
ドロシーが応えました。
「それがあるのね」
「ええ、後でその参加者もね」
「決めるのね」
「招待する人達をね」
「そうするのね」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「そのパーティーもね」
「楽しくね」
「行いましょう」
「いつも通りに」
「そしてね」
そのうえでというのです。
「近いうちにね」
「その招待する人達も考えるのね」
「そうしましょう」
「わかったわ」
ドロシーはレモンティーを飲みつつ答えました。
「それじゃあね」
「その時にね」
「またね」
「お話しましょう」
「皆でね。そして今はね」
オズマはホットミルクを飲みながら言いました。
「こうしてね」
「美味しいものを飲んで」
「お菓子を食べて」
「そうしてよね」
「貴女達が無事に帰って来たお祝いのパーティーをね」
それをというのです。
「楽しみましょう」
「こうしてね」
「是非ね」
「それじゃあね」
「今回も色々なお菓子がありますね」
ナターシャはパンケーキを食べつつ言いました。
「本当に」
「そうだよね」
カルロスはマンゴープリンを食べながらナターシャに応えました。
「色々な国のお菓子がね」
「どれもふんだんにあって」
神宝はさくらんぼのゼリーをとても美味しそうに食べています。
「嬉しいね」
「しかも美味しいから」
ジョージはずんだ餅を楽しんでいます。
「こんないいことはないよ」
「これだけ美味しいお菓子が一杯あって」
恵梨香はマカロンを食べながら心から思いました。
「幸せです」
「そうよね、お菓子があると」
オズマは五人にそれならとお話しました。
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