金木犀の許嫁

「そうした同人誌もね」
「沢山あるの」
「アニメでね、勿論二次元もね」
「リアルもなの」
「同じでね」
　そうであってというのだ。
「ちょっと見ただけでね」
「想像して」
「使うのよ」
「そうなのね」
「だからね」　
　そうしたものだからだというのだ。
「極論すれば学校に行くとね」
「それだけでなのね」
「使われるから」
　想像されてというのだ。
「一々ね」
「気にしていられないのね」
「そうよ」
　まさにというのだ。
「本当にね」
「そうなのね」
「そうしたものだから」
　それ故にというのだ。
「こうしたことはね」
「全くなのね」
「気にしないことよ」
「最初から」
「もっと言えば考えないことよ」
「そうしても仕方ないし」
「そうよ、男の子はそうしたものだってね」
　まさにというのだ。
「そして女の子もね」
「同じね」
「私達だって想像するでしょ」
「それはね」
　夜空もその通りだと答えた。
「やっぱり」
「同じだから」
「お互い様ね」
「もう気にしない」
「考えない」
「そうよ」
　まさにというのだ。
「そういうことでね、だから水着になっても」
「気にしないことね」
「堂々としてればいいのよ」
「そういうことね」
「想像されるのは嫌ならアイドルはね」
　それこそというのだ。
「絶対にね」
「出来ないわね」
「そうだしね」
「そして私達もなのね」
「そう、学校すら行けないから」
「気にしない、考えない」
「そうしたことはね」
　妹に笑って話した。
「そうしていきましょう」
「そうすることね」
「人の頭の中をどうこうするなんて」
「無理よね」
「洗脳なんてね」
　この手段を用いることはというのだ。
「カルト教団じゃないから」
「やることじゃないわね」
「それに洗脳って解けるのよ」
　真昼はこのことも話した。
「どれだけ強い洗脳でもね」
「解けるのね7」
「人がやったことなら人がね」
「解けるわね」
「神様がしたら別にしても」
「人を洗脳する神様なんて」
　夜空はラグクラフトの作品に出て来る得体の知れない混沌とした邪神達のことを思い出しつつ話した。
「碌なものじゃないわね」
「それで普通の神様によ」
「負けるわね」
「洗脳も解かれるわ」
　邪神と言われない神によってというのだ。
「そうなるわ」
「そうよね」
「だからね」
　それでというのだ。
「洗脳なんてね」
「するものじゃなくて」
「もう他の人が想像、妄想することはね」
　それはというと。
「考えないことよ、変な想像する位で何もしてこないなら」
「別にいいのね」
「問題は行動に移したらだけれど」
　その場合はというのだ。
「けれどね」
「そうでもないなら」
「別にね」
　これといってというのだ。
「気にしないで」
「やっていくことね」
「そうよ」　
　それでいいというのだ。