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スーパー戦隊超決戦

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第三十七話 ドクターマンの決断その四

「本当に」
「そうだ、だから俺達はな」
「夜間戦の訓練もな」
「していくことだ」
「これからもな」
「絶対にな、そしてだ」
「そして?」
「敵の戦力は見えているものだけか」
「ああ、違うな」
「連中のことは調べていてもな」
「まだ俺達が知らないところもあるか」
「完全に知るなんて無理だろ」 
 鳳はこうも言った。
「誰だってな」
「何年付き合っても知らなかった部分ってあるよな」
「そうした部分もあるしな、それにだ」
 鳳は話を続けた。
「俺達の知らない組織が来ることもな」
「有り得るか」
「若しかしたらな」
「そういえば色々な組織があるね」
 博多がそれならと言ってきた。
「戦隊がこれまで戦って来た組織は」
「そうだよな」 
 宝路は弟のその言葉に頷いた。
「言われてみれば」
「そうそう、これまでの組織を見たら」
「かなり多いな」
「崩壊したと思っていても」
「俺達が戦っている組織はどこも復活してるしな」
「そうした組織もあるから」
 だからだというのだ。
「決してね」
「油断は出来ないな」
「そうだよな」
「ああ、本当にな」
 宝路は弟の言葉に再び頷いた。
「そうだよ」
「その通りだな」
 オラディンは二人の言葉に同意して言った。
「我々が知らない、既に崩壊したと思っている組織が彼等につくこともな」
「有り得るね」
「全くだ」
 オラディンもまた博多の言葉に頷いた、そうしてそのうえで彼自身の考えをここで真剣に言うのだった。
「ではこれまで戦隊が戦って来た組織を全てだ」
「調べるのですね」
「そうしよう」
 マバユイユに答えた。
「是非な」
「それでは」
「早速データを集めよう」
 龍井はこう言って自分のノートパソコンを出した。
「それぞれのデータは誰が持っているかな」
「はい、あります」
 テータスが言ってきた。
「これまでの組織のデータはです」
「ここにいる皆が戦ったことのない組織もだね」
「全てです」
 それこそというのだ。
「私が持っています」
「こちらにもあります」
 仲村も言ってきた。
「それぞれの組織のデータが」
「ああ、こっちにもあったよ」
 伊賀崎父も自分のノートパソコンを出して言ってきた。
「親父も調べていたんだ」
「こちらにもある」
 トリンもだった。
「何かあるかと思って保管していたがな」
「ああ、総裁ちゃんと送ってくれました」 
 車掌の言葉は明るいものだった。 
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