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八条学園騒動記

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第七百七十五話 露天風呂その一

                露天風呂
 汗が顔に出て来たのを実感してだ、彰子はアロアとアンネットに言った。
「また熱くなってきたし」
「身体冷やさないとね」
「ここはね」
「だからね」
 それでというのだ。
「これからね」
「また水風呂ね」
「あっち入りましょう」
「水風呂があると」
 それならというのだ。
「いいわね」
「すぐに身体冷えるから」
「頭もすっきりするしね」
「いいわよね」
「欠かせないわよね」
「サウナも湯舟もね」
 どちらの風呂でもというのだ。
「水風呂があるとね」
「そう、一気に身体が冷やせて」
 アンネットはそれでと話した。
「いいのよ、それに水風呂に入ってもね」
「汚れ落ちるわね」
「匂いもね」
「水風呂に出て」
「湯舟に入る時と同じでね」
 それでというのだ。
「いいから」
「水風呂に入ることもいいことよね」
「そうよ、だからね」
 それでというのだ。
「お風呂屋さんにはね」
「水風呂も欠かせないわね」
「入って冷やしてそちらでも奇麗になる」
「だからいいのよね」
「じゃあ今から」
「また湯舟に入りましょう」
「そうしましょう」
 アロアも頷いた、そしてまた三人で水風呂に入った。それから今度は露天風呂に入ったがここで彰子は嬉しそうに言った。
「いや、肩凝りがもうね」
「治った?」
「ガチガチだったのがね」
 アロアに笑顔で話した。
「どんどんほぐれて」
「それでなの」
「もうね」 
 それこそという口調で言うのだった。
「ぐにゃぐにゃにね」
「なってきたのね」
「そうなってきていて」 
 それでというのだ。
「凄くね」
「いいのね」
「最高の気持ちよ」
 こうまで言うのだった。
「本当に」
「それは何よりね」
「シャワーで済ませるのはね」 
 それはというと。
「夏でもね」
「あんたはしないのね」
「だってシャワーで済ませたら」 
 そうすると、というのだ。
「肩凝りがね」
「治らないから」
「だからね」
 そうであるからだというのだ。 
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