平成が終わる前に~♪ネオ!
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その⑭
前書き
呪術廻戦、連載打ち切り。
僕のヒーローアカデミア、連載打ち切り。
らいか・デイズ、連載打ち切り!
100万ドルの五稜星、150億突破!
名探偵コナン、連載継続!
江戸川コナンの心は限界を迎えていた……
我妻善逸
「はあぁー……憂鬱だ……」
竈門炭治郎
「今からコナン君に会いに行くだけなのに?」
我妻善逸
「だってさぁ、アニメスタッフが余計な事したせいで、柱稽古編の終盤のあの糞手紙の内容を思い出しちゃってさぁ……『100万ドルの五稜星』の興行収入が150億円台に到達した事をちゃんと祝ってやれてないんだよ!」
嘴平伊之助
「何言ってんだ?素はと言えば、あの裏切り者が悪いんじゃねぇか」
我妻善逸
「だあぁーーーーー!獪岳の事はもう言うな!あーーーーー!また柱稽古編の終盤のあの糞手紙の内容を思い出しちゃった!……今から『100万ドルの五稜星』が興行収入100億の世界に到達した事を真面目に祝わなかった事を謝罪に往かなきゃいけないのに……」
竈門炭治郎
「まあまあ。とりあえず落ち着いて―――」
?
「『100万ドルの五稜星』の興行収入が150億円台に到達した事、コナン君はむしろ恨んで憎んでると思うよ?」
嘴平伊之助
「誰だテメェは!?」
我妻善逸
「待って伊之助!……あれは……確か……」
錦木千束
「いらっしゃいませぇー♪」
竈門炭治郎
「コナン君来てますか?」
我妻善逸
「ちょっとおま!?」
井ノ上たきな
「あー……江戸川さんならぁ……」
クルミ
「あそこで寝てるよ」
我妻善逸
「寝てる?何で?」
クルミ
「奴の手に握られている物を観て視な」
竈門炭治郎
「と言うか……両面宿儺がいるんですけど」
両面宿儺
「悪いな、呪術廻戦が遂に連載打ち切りになっちまってよぉー、暇で暇で」
江戸川コナン
「……」
我妻善逸
「これって……らいか・デイズの最終巻じゃぁーないですか!」
江戸川コナン
「……違う……」
クルミ
「まだ言うか?もう認めろよ。らいか・デイズの連載は既に打ち切られたんだよ」
江戸川コナン
「違う!らいか・デイズが名探偵コナンより先に連載打ち切りになる事は、どうあがいたって不可能なんだよ!」
両面宿儺
「小学校生活21年間、ありがとう!ついに小学校卒業をひかえたらいかちゃん達―――」
江戸川コナン
「違う!らいか・デイズが名探偵コナンより先に連載打ち切りになる事は、どうあがいたって不可能なんだよ!」
嘴平伊之助
「……楽しんでないか?この2人」
井ノ上たきな
「あのぉ、その声辞めて貰えませんか?紛らわしいので」
嘴平伊之助
「どこが紛らわしいんだよ!?ちゃんと山の王の頭を被ってるだろ!」
井ノ上たきな
「問題なのは、姿じゃなくて声なのです」
錦木千束
「つまり、中の人ネタって訳よ」
嘴平伊之助
「その程度で惑わされるな!それでも戦いに身を置く者か!?」
我妻善逸
「あのぉ……そんな事より―――」
江戸川コナン
「ん?何だ?まさか、お前もらいか・デイズが名探偵コナンより先に連載打ち切りになったなんて見当違いな事を言う心算じゃないよな?」
我妻善逸
「いいえ。俺はただ……謝……しゃ……謝罪をしに来ただけなんです!」
江戸川コナン
「謝罪?」
我妻善逸
「柱稽古編でいろいろありまして……『100万ドルの五稜星』の興行収入が150億円台に到達した事をちゃんと祝ってやれなかった事を、ここで謹んで謝罪させて―――」
江戸川コナン
「100万ドルの五稜星の事は言うなぁーーーーー!」
我妻善逸
「やっぱり怒ってるぅーーーーー!ぐえ!」
江戸川コナン
「ただでさえ名探偵コナンに連載打ち切りを言い渡すと言う赤子でもいとも簡単に楽々と出来る行為すら出来ない程小学館が弱ってるって時に、100万ドルの五稜星が更に―――」
両面宿儺
「お前、遠回しに自慢してないか?」
江戸川コナン
「してなぁーい!むしろ迷惑だ!あんな駄作はさっさと連載打ち切りにすべしって、名探偵コナン第1巻に書かれてるんだよ!」
両面宿儺
「つまり、もう小学生生活に飽きたから、さっさと工藤新一に戻りたいと?そう言う訳だな?」
?
「言ったろ?コナン君は100万ドルの五稜星を恨んでるって」
我妻善逸
「いや……でも、柱稽古編のせいで『100万ドルの五稜星』の興行収入が150億円台に到達した事をちゃんと祝ってやれなかった事は、嘘偽りの無い事実なんで」
江戸川コナン
「祝うな!むしろ100万ドルの五稜星がこの世から消えろ」
江戸川コナン
「そこの君達、何故名探偵コナンがらいか・デイズよりだいぶ先に連載打ち切りになるのかを、ちゃんとした理由を含めて―――」
クルミ
「いやだから、らいか・デイズは既に連載打ち切りになったの。認めろよ」
江戸川コナン
「ちゃんと最後まで聞け。まず1つ目は、らいか・デイズはサザエさんやちびまる子ちゃんと同じ日常系であり、それ故にサザエさん時空に陥っている」
クルミ
「2024年1月号まではな。でも、2024年9月号を最後にらいか・デイズの連載は終了したんだよ」
江戸川コナン
「ならば君達、テレビアニメ版サザエさんやちびまる子ちゃん、それにクレヨンしんちゃんの最終話を視聴した事はあるか?」
クルミ
「そりゃあ……確かに無いけどさぁ、名探偵コナンの最終回も読んだ事はねぇし、らいか・デイズの最終話なら読んだ事があるよ」
江戸川コナン
「らいか・デイズの最終話?そんなものはこの世に存在しない」
クルミ
「だったら、さっきお前に魅せたらいか・デイズ最終巻は何だ?」
両面宿儺
「と言うか、この店には『まんがホーム2024年9月号』はねぇのかよ?」
江戸川コナン
「2つ目は―――」
両面宿儺
「おい!」
江戸川コナン
「名探偵コナンは、最近のプリキュアやスーパー戦隊同様、ラスボスを倒して悪の組織を崩壊させた途端に終焉を迎える運命にある」
両面宿儺
「何時来るのかなぁー?名探偵コナンのラスボスぅー」
クルミ
「言われてるぞお前。自ら墓穴を掘ったぞ?」
江戸川コナン
「最近のプリキュアやスーパー戦隊が何故1年周期で代替わりするのか?解るか?」
竈門炭治郎
「それは、1年くらいで悪の組織を討伐するからだろ?」
江戸川コナン
「そう!つまり、サザエさん時空に陥りやすい日常系とは違い、名探偵コナンの様な目標や倒すべきラスボスを抱えている漫画は早々を終焉を迎える運命にあるんだ」
両面宿儺
「何時来るのかなぁー?名探偵コナンのラスボスぅー」
我妻善逸
「もうやめてあげて!」
江戸川コナン
「そして、3つ目は週刊誌か月刊誌かの差だ」
クルミ
「もうよせ。お前が何と言おうが―――」
江戸川コナン
「つまり、週刊誌がエピソードを使い潰す速度と月刊誌がエピソードを使い潰す速度、それが段違いだと言う事だ」
両面宿儺
「遠回しに自慢してないか?連載30周年」
江戸川コナン
「この3つを踏まえると導き出される答えは」
両面宿儺
「聞けよ」
江戸川コナン
「名探偵コナンはらいか・デイズよりだいぶ先に連載打ち切りになる運命だと言う事だ!」
クルミ
「だから、この……って……あれ?」
?
「そうそう!こんな事があったんだよなぁ。懐かしいなぁ」
クルミ
「それは、さっきコナンの奴に渡した筈のらいか・デイズ最終巻。それが何故ここに?」
我妻善逸
「……やはりそうだったか……春菜来華」
井ノ上たきな
「え?それって、らいか・デイズの」
我妻善逸
「そう。その主人公」
江戸川コナン
「そんなお前が、何故!?」
春菜来華
「そうそう。私達って、こういう終わり方をしたんだよねぇ」
江戸川コナン
「はーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!?……う……うーん……」
我妻善逸
「うわ!?コナン君が気絶した!?」
錦木千束
「誰か医者を呼んで来て!医者あぁーーーーー!」
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