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八条学園騒動記

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第七百七十四話 苺風呂その十二

「お風呂は」
「今も皆そうだし」
「私達以外のお客さんも」
「だからよね」
「もうね」
「お風呂に服着て入るのは」 
 水着や下着をというのだ。
「今から見れば常識がないわ」
「その時代でってことでも」
「バスタオルは巻いても」
 そうして入ってもというのだ。
「水着や下着はね」
「ないわね」
「もう入るなら」
 それならというのだ。
「裸よ」
「全裸ね」
「それしかないわ」
「その方が身体も奇麗になるしね」
「水着とか下着で隠す部分もね」
「というかね」
 彰子はこう言った。
「裸で入るのがね」
「お風呂ね」
「そう思うけれどね」
「今の連合だとね」
「そうしてるし」
「どの国も」
「だったらね」
 それならというのだ。
「ここでもね」
「ちゃんと裸で入る」
「そうするものよ、他のお客さん達もそうだし」
「そうそう、水着や下着はね」
「いらないわ」
 言い切った、そしてだった。
 三人で湯舟に入っていくがここでアロアは電気風呂の場所を見てそのうえで二人に対してこう言った。
「電気風呂行く?」
「そうね、ちょっとね」
「行きましょう」
 二人もそれならと応えた。
「そっちも行って」
「電気風呂の感触楽しみましょう」
「あのビリビリした感触がね」
 アロアは電気風呂に入った時のそれを笑顔で話した。
「いいのよね」
「そうそう」
「あれはあれでね」
「じゃあ今からね」
「行きましょう」
「それじゃあね」
 こう話してだ。
 実際にそっちに行った、そうするとだった。
「来たわね」
「この感覚がいいのよね」
「ビリビリくるね」
 三人でその感触を身体で受けて話した。
「電気風呂があったらね」
「ちょっとでも入りたくなるわね」
「ジェットバスとね」
「そうそう、ジェットバスもね」
 そちらの風呂もとだ、アロアは言った。
「後でね」
「入りましょう」
「そちらのお風呂もね」
「そうしましょう」
 二人が今回も賛成したので笑顔で応えた。 
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