星河の覇皇
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第八十七部第三章 港の整備その六十五
「そうですね」
「そして議会で堂々と言いますが」
「政策を言わず」
「そのうえで批判ばかりしますね」
「批判と言えば聞こえはいいが」
しかしというのだ。
「その実はな」
「違いますね」
「唯の言い掛かりです」
「根拠を言わず」
「まさに言い掛かりです」
「そればかりを言います」
「難癖をつけます」
「そうした議員ですね」
「左様ですね」
「そうだ、こうした輩がいるのもだ」
そうした有害でしかない輩がいることもというのだ。
「政治、民主政治でだ」
「それで、ですね」
「左様ですね」
「そうした者達もいる」
「そうですね」
「そうした輩の難癖なぞだ」
それこそというのだ。
「聞かなくていい、一部のマスコミやネットは騒ぐが」
「そうした議員を持ち上げて」
「そうしてですね」
「政権批判をしますが」
「それでもですね」
「聞くに値しない、批判は聞いてだ」
そうしてというのだ。
「己の鑑とすべきではある」
「人の話は聞けと言いますし」
「良薬口に苦しで」
「良言耳に逆らいですが」
「それでもそうした言い掛かりはですね」
「聞かずともいいですね」
「批判と言い掛かりは違う」
全くというのだ。
「似て非なるどころかだ」
「全く違いますね」
「批判と言い掛かりは」
「人の話は聞けといいますが」
「それでもですね」
「批判は聞けば己の糧になる」
そうなるというのだ、こちらは。
「しかしだ」
「言い掛かりはですね」
「それは何にもなりませんね」
「聞いても何もなりませんね」
「罵倒をそのまま真に受けるなぞ誰もしない」
それこそというのだ。
「そしてそれを口は悪いが批判だと言うならな」
「愚か者ですね」
「これ以上はないまでの」
「そうした輩ですね」
「罵倒を罵倒と理解出来ないまでのな」
それこそというのだ。
「愚か者になるとな」
「どうにもなりませんね」
「最早そこまで至ると」
「手の施し様がないですね」
「そうしたことをよしと言う輩の意見もだ」
これもというのだ。
「聞かなくていい」
「罵倒を罵倒とわからない」
「それは真の愚か者だ」
そうなるというのだ。
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