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スーパー戦隊超決戦

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第三十五話 母艦での会談その十七

「彼等は」
「組織が急に変わりな」
「雰囲気がね」
「そこに組織として馴染めずだ」
「僕達もかえって戦いやすかったかな」
「デーボス軍が変質してな」
「それまでは独特の雰囲気があってな」
 ヨーグルトも話に入った。
「戦いにくい部分もあった」
「そうだったね」
「だから俺達も苦戦してきたが」
「それがラッキューロ達がいなくなってね」
「かえって組織が変質化してな」
「ギクシャクしてたよ」
 その時のデーボス軍はというのだ。
「だから戦いやすかったところがあったよ」
「事実そこから俺達は勝てたな」
「そうだったしね」
「そうそう、変に冷徹な行いをしてね」 
 有働はまた語った。
「デーボス軍は負けたね」
「確かに。しかしです」
 空蝉丸は真面目な顔で話した。
「今のデーボス軍はそうしたことはしないので」
「かえって強いよ」
「そうでありますな」
「カオスも冷徹じゃなくなったから」
「本来のあの者に戻ったのでござろうか」
「そう言っていいかもね」
「そうなるかな」
 桐生も言ってきた。
「カオスって元々は仲間見捨てなかった感じだし」
「それが急に変わりまして」
「必要とあらばって感じでね」
「ラッキューロ殿達をリストラしました」
 その彼等を見つつ話しおた。
「容赦なく」
「しかしね」
「それが元のカオスの様になり」
「仲間を見捨てないなら」
「丸くなりかつ」
「手強いね」
「そうでありますな」
「それがかえって悪かったならだ」
 トリンはあらためて言った。
「今のデーボス軍は手強い、そしてだ」
「他の組織もですね」 
 ウルシェードが応えた。
「強いですね」
「そうだな」
「間違いなく」
「組織は変に冷徹であるよりだ」
「丸くなればですね」
「強くなるものだな」
 それがわかったという言葉だった。
「どうやら」
「そうですね」
「そしてだ」
 トリンはさらに話した。
「今の彼等は嫌いではない」
「敵であっても」
「悪意を感じないからな」
「悪意がないことは大事だね」
 津古内も思うことだった。 
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