九月のことについての反省
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第四章
「助っ人の人がね」
「打たないから」
「だからね」
そうした状況だからだというのだ。
「もうね」
「育成から育てるとか」
「ホークスみたいに」
「そうするしかないかな」
「そうかもね、兎に角打線よ」
来年のカープの課題はというのだ。
「兎に角ね」
「打たないで負けたから」
「投手陣に負担もかけてね」
「その解決だね」
「ドラフト、若手の育成」
千佳は言った。
「それ次第よ」
「応援はしないけれど頑張って欲しいよ」
寿は妹の話をここまで聞いて彼女に言った。
「僕としてもね」
「巨人をやっつけて欲しいからよね」
「阪神程強くなかったらいいから」
紛れもない本音を述べた。
「だからね」
「カープには打って欲しいのね」
「そうだよ、だからね」
「頑張るわ」
「うん、ただね」
ここで寿は自分の愛するチームを振り返って述べた。
「打線を言うとね」
「阪神もよね」
「今年打たなかったし伝統的にね」
「打たないっていうのね」
「ダイナマイト打線っていうけれど」
それでもというのだ。
「実際打つ時なんて」
「あまりないわね」
「そう、大抵打線が打たなくて」
今年のカープの様にというのだ。
「それでだよ」
「負けてるから」
「だからね」
その為にというのだ。
「来年も課題だよ」
「阪神永遠の課題?」
「いつもピッチャーはいい選手ドラフトで来てもらって」
そうしてというのだ。
「ちゃんと育ってね」
「揃うわね」
「先発だけじゃなくて」
阪神投手陣はというのだ。
「中継ぎ抑えもね」
「確かに揃うわね」
カープファンとして述べた。
「いつも」
「そうだね」
「見事な位ね」
「けれど打線は」
こちらはというと。
「守備も入れて」
「エラー多いシーズン多いわね」
「そうだからね」
阪神はというのだ。
「お世辞にもね」
「そっちはいいとは言えないのね」
「阪神にとってはね」
「打線は永遠の課題ね」
「守備も合わせてね」
「つまり野手ね」
「そうなんだ」
「うちは打線は伝統的じゃないから」
千佳はそれでと話した。
「そこはね」
「いいね」
「ええ、けれど今はどっちもよね」
「打線が課題だね」
「本当にロッテ位に打ってたら」
それならというのだった。
「優勝出来ていたかもね」
「そうだね」
「ええ、ただ」
それでもというのだった。
「今悔やんでも仕方ないわ」
「そう、悔やんでも時間は戻ってこないから」
「だからね」
それ故にというのだ。
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