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スーパー戦隊超決戦

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第三十五話 母艦での会談その十

「だから今彼等はキョウリュウジャー達と共にいるが」
「ああしたことはしないで」
「戦うにしてもな」
「道を踏み外さないでいきましょう」
「そうしていこう」 
 こう言うのだった。
「何があろうともな」
「そうですね」
「道を踏み外しますと」
 グリッタも話した。
「本当にです」
「それでだな」
「全てがです」
 カオスに深く考える顔と声で話した。
「腐り果ててです」
「ダグデド達の様になるな」
「この上なく醜悪になります」
「そうだな」
 まさにと頷いた。
「私も今は思う」
「ではやはり」
「信義を守ってだ」
「ドクターマンと接し」
「戦隊の者達ともな」
「同じですね」
「敵同士であってもな」
 それでもというのだ。
「しかとな」
「戦っていくべきです」
「全くだ」
「私の考えも同じだ、戦うにしてもだ」
 ドクターマンも言ってきた。
「守るべきものは守ってだ」
「行うことだな」
「そうしなければならない」
 カオスに対して答えた。
「今はそう思う」
「貴殿は元々卑怯ではなかったが」
「今は尚更だ」
「そう考えているのだな」
「正々堂々と戦うべきだ、まして敗れてもだ」
 それでもというのだ。
「生きていればだ」
「何度でもやり直せます」 
 エンターが応えた。
「命さえあれば」
「そして我々が今目指すのは」
「豊かな国だな」
「国家連合ととしてです」
「そうした国家を築くことだな」
「それぞれの組織が協力し合い」 
 そのうえでというのだ。
「そうすべきであり」
「卑怯はことをしてもだな」
「我々に何があるか」
 それはというのだ。
「何もないですね」
「そうだな」
「むしろ卑劣極まることを行えば」
 どうかとだ、エンターはドクターマンに話した。
「国家の評判が落ちます」
「信頼もな」
「そうしたものが落ちますと」
「外交にも支障が出る」
「信頼出来ない人とはまともに付き合えません」
「国家もな」
「ですから」
 そうであるからだというのだ。 
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