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ハッピークローバー

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第百四十六話 文化祭の準備その九

「そうよね」
「手早く上手にね」
「まとめることね」
「それが出来たらね」
「お料理も楽ね」
「そうだしね。ましてお料理は一つのメニューを作るとは限らないし」
 それだけでなくというのだ。
「忙しい時だってね」
「あるわね」
「もっと言えば」
 かな恵はさらに言った。
「お金がね」
「ああ、一番ね」
「問題でしょ」
「お金があるとないでね」
「何もかもがね」
 それこそというのだ。
「全く違うから」
「お金があるかないか」
「それ次第でね」
 まさにというのだ。
「何もかもが違うから」
「そこで生活の知恵ね」
「やりくりをして」
 そうしてというのだ。
「お金がなくてもやっていく」
「それが大事ね」
「例えばね」
 かな恵は具体的な例の話をした。
「インスタントラーメンがあって」
「お金がなくて」
「そこで栄養のあるものをどうして食べたいなら」
「どうするか」
「スーパーで半額のお野菜を沢山買うのよ」
 その時はというのだ。
「もやしでもいいし」
「ああ、もやしね」
「安いからね」
 それ故にというのだ。
「沢山買ってラーメン茹でるお湯によ」
「入れるの」
「それで茹でて」
 そうしてというのだ。
「そこにね」
「ラーメン入れるのね」
「そうしたら炒めるよりもね」
「油使わないし」
「油節約出来て」
 そうしてというのだ。
「塩胡椒もね」
「茹でてからラーメンと一緒になのね」
「ラーメンのスープ味濃いしね」
「それで味付け出来て節約になるわね」
「作る時間もね」
「お湯茹でるまでに出来るし」
「炒める時間もかからないから」
 かな恵は時間の話もした。
「だからね」
「そっちも節約出来るわね」
「それが出来るから」
「いいのね」
「そう、インスタントラーメンもね」
 こちらを食べるにもというのだ。
「工夫次第でね」
「節約出来るのね」
「最近インスタントラーメンも馬鹿にならないでしょ」
 その値段がというのだ。 
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