スーパー戦隊超決戦
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第三十四話 メールが来てその十
戦隊の者達は彼が何を考えているのかまではわからず今は様子見であった、だがその間にであった。
ドクターマンはそれぞれの組織の者達とメールでやり取りをしてだった。
「遂にだ」
「お話する時が決まりましたね」
「そうなった」
ギルはナリアに母艦の中で話した。
「今度転送機を使ってだ」
「あの装置をですか」
「そうだ、あれはかなり高価な装置でな」
それでというのだ。
「移動も一人に限られるが」
「そちらを用いてですね」
「そうだ」
そのうえでというのだ。
「ドクターマンをこの艦に呼んでな」
「お話をするんだね」
「直截な」
「そうしますか」
「戦隊の奴等の目をどうかいくぐるか」
「そう考えるとですね」
「それが一番いいとな」
転送機を用いることがというのだ。
「考えた、それでだ」
「この度はですね」
「ドクターマンと話そう」
「それでは」
ナリアはそれならと頷いて応えた。
「そうしていきましょう」
「それではな」
「はい、ですが」
ナリアはここでこうも言った。
「転送機はそこまで使うのが難しいのですね」
「何しろ一瞬で何処でも行けるからな」
ギルはそれ故にと答えた。
「ザンギャックでもかなり高度な技術だ」
「だから使い方も難しく」
「それでだ」
そうであるからだというのだ。
「おいそれとはだ」
「使えないのですね」
「今回使ったのは何年振りか」
ダマラスもこう言うのだった。
「果たして」
「我々も滅多に使わないのです」
インサーンもナリアに話した。
「使用にあたってかなりの予算も使いますし」
「一軍を動かす程必要です」
ダマラスはその予算がと話した。
「ですから」
「そこまでなのですね、一人動かすのに一軍となりますと」
「おわかりですね」
「そうは使えません」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「我々も滅多にです」
「使わないですね」
「相当危急の時でないと」
「しかし今はその危急の時ですね」
マッジョはまさにと話した。
「ドクターマンと会ってお話をすることは」
「やっぱり直接話さないとだ」
ワイズルーがマッジョに応えた。
「駄目だな」
「はい、メールでやり取りもいいですが」
「やはりな」
「直接お会いしてです」
「話すことが一番だ」
「左様ですね」
「だからだ」
そうであるからだというのだ。
「ここはな」
「その転送機を用いて」
「ドクターマンにこの艦まで来てもらってな」
そうしてというのだ。
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