彼は いつから私の彼氏?
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3-4
卒業式の最後に教室にクラス全員が集まって、河道屋先生からお別れの言葉があって、終わる時
「宮川君 江州さん 香月さん 立って ーーーー この3人は、皆とは違う中学に進みます。この河道屋クラスで一緒に勉強したということだけは確かなのだから、それぞれの道は違う過程だけど、いつまでも連絡を取り合って仲間で居てネ」と、赤い瞳で話し終わっていた。
私は、確かに合格していたのだ。自分でも、信じられなかったのだけど、算数も国語もスラスラと書けて、理科社会も塾でやったことが問題にも出て、終わった時も割と出来たと思っていた。私は、自分でも怖いぐらい運が良いのだ。神様が私に違う道を歩まそうとしているのだと思った。発表のあの日 合格したことがわかるとお母さんは大騒ぎで、塾にもお礼に行って、塾長からも奇跡に近いと驚かれていて、その帰りには、お母さんは、お祝いだと お寿司だのメロンだのを買って帰ってきたのだ。そして、私の姿を見るや抱き付いてきて
「水澄 やっぱり 私の娘だよねー 頑張ったね ありがとう」と、私は、その時、これで良かったんだと実感していた。
宮川君 江州さんは教育大付属に揃って合格していて、おそらく 二人の仲は続くのだろうけど、私と翔琉の仲はどうなって行くのだろうという一抹の不安はあったのだ。
その日、翔琉君と別れる時 「ねぇ 明日 ウチに来ない? しばらく 会えんよーになるかも知れんしー 私 スパゲティ程度なら作れるから お昼に・・・」
「そーだな 水澄の手料理かー 行くよ」
彼は10時頃、訪ねてきた。お母さんとお父さんは仕事だし、お兄ちゃんは春の新人戦が近いからと練習に出て行って、私以外は誰も居ないのだ。だから・・・私は決心していたのだ。
初めて、私の部屋に彼を招き入れた。机の前には、あの時もらったテープをファイルに挟んで貼ってあって、その他には、夏に福井に行った時の翔琉との海での水着姿のツーショトの写真と石川佳純さんの卓球の写真が飾ってあった。
「ふ~ん 女の子の部屋かー 花柄のカーテンに なんだ この ドラ猫のぬいぐるみは」と、ベッドの上の猫の抱き枕に興味があったみたい。
「やーだぁー いつも 一緒に寝てるんだからー」
「ふ~ん 一緒にねー ・・・ あっ 俺との写真」
「そーよ 大切な想い出なんだからー 水着だけどね」
「そーなんだ やっぱり 水澄のおっぱい プルンと可愛いね」
「やーだぁー すけべー そこに興味あるのかよー」と、私は彼の肩を叩いていたが・・・
「翔琉・・・私のこと忘れちゃぁ嫌よー」と、カーテンを閉めた後、私は 着ていたピンクのTシャツとスカートをベッドの横で脱ぎ去って、前に買ったサクランボ柄でパステルグリーンのブラとショーツのままに・・・なっていた。
「水澄・・・可愛い このパンツも」と、彼は私を抱き寄せて唇を合わせてきていた。しばらく、きつく抱き締められて、彼の舌が歯の隙間から入り込んで、私も決心していたので、それに舌で応えていた。もう 私は ぼーっと 何にも考えられなかったけど、直ぐに、彼の手が私の胸を包んできて、違う方の手で私のお尻を撫でるようにしてきたのだ。そのまま、手がショーツのゴムをくぐって中に潜り込もうとして、胸の手は背中にまわってきてブラのホックを手繰っている。私は ハッ として・・・
「ダメ! ・・・自分で脱ぐから・・・翔琉も・・」と、私はとんでもないことを言ってしまった。
私達はベッドの横でお互いを見つめ合っていたが、彼は私を抱き寄せてきて、唇を・・・そして、私の胸とお尻を直接触れていたのだ。
私は、そろそろ産毛のようなものが生えそろってきているし、彼はうっすらと陰りも見えるし、あれも棒のようになっていた。抱き寄せられている時にも、それは私のあそこに感じていたのだ。私、こんなこと これからようやく中学生なのに、こんなこと・・・。でも、私は、翔琉に私の身体も全てを覚えていて欲しかっただけ。
だけど、彼は私をベッドに押し倒すようにしてきて、唇を吸われたまま、まだ小さい胸に手を当てられて、もう片方の手が私の股の間に伸びてきた時 「あぁー もう・・・ これ 以上・・・ そこ だめぇー」と、私は彼を突き放すようにしていた。
「私 こわれちゃうぅー うぅー・・・ 翔琉にね 私の生まれたまんまの姿を 忘れないで覚えてて欲しかったからー 私達 まだ 中学になったばっかーでしょ だからー これ以上は・・・我慢出来なくなるし 今は ダメ!」
「そうかー でも これが水澄のあそこに入るんだろう?」
「・・・ だから ダメ それ以上 言わないの! もう おしまい 私の裸見たでしょ! 忘れないでね! このことは ふたりだけの秘密よ」でも、その時、二人のミサンガは切れていたのだ。そして、初めて、自然と自分のあの部分が湿っているのを感じていた。
それから、私達はキッチンに降りて行って、私のたらこスバゲッティを食べていて
「うん うまい 水澄が作ったから 特別だよ」と、褒めてくれていた。そのうち、お兄ちゃんが帰って来て、お兄ちゃんにも作ってあげたのだが
「うん うまい なかなかのもんだ」と、褒めてくれて、そして、翔琉君が帰る時、手を握りながら
「また 時々は逢おうな 駅前ぐらいなら出て行くからー」と、言ってくれた。
「お兄ちゃん 翔琉が来たこと お母さんに内緒ね」翔琉君が帰った後
「あっそう? 何となく わかる 最近なー お母さんは、翔琉君とのこと好ましく思ってないみたいだな」
「お兄ちゃんも そう感じる? 逢わないようにさせているみたいなんだー」
「まぁ お嬢様学校だから 変なウワサになるのを避けようとしてるんじゃぁないか」と、さらっと流されてしまったけど・・・。
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