八条学園騒動記
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第七百七十話 最強の戦士その六
「連合だとステータスだからね」
「そうよね、けれどね」
「モンゴルだとそこそこでいいのね」
「豊かっていうか満足していたら」
その生活にというのだ。
「それでね」
「いいのね」
「何より平和だったらね」
「それでいいのね」
「そう、国単位でね」
個人や家族の単位で止まらずというのだ。
「そうした考えなのよ」
「じゃあのんびり?」
ベッカがこう言った。
「そうなの?」
「そうね、本当にのんびりしてるわね」
ナンも否定しなかった。
「我が国は」
「起きている間はずっと何かすべき」
ベッカはストロング系をぐびりと飲んでから述べた。
「休むならね」
「それは寝る時ね」
「働く、勉強する、遊ぶ」
「起きてるとね」
「それが食べるか飲む」
ベッカはチーズを食べてから言った。
「もうそれがね」
「連合よね」
「そうだけれど」
「モンゴルもそうだけれど」
「のんびりしてるのね」
「連合の中ではかなりね」
ナンは笑って答えた。
「お天気のことがわかっていたら遊牧はね」
「のどかになるのね」
「今の技術だとね」
「それでなのね」
「のんびりしてるの。街や村でも」
そうした場所でもというのだ。
「働き方がね」
「のどかなのね」
「そうなのよ」
これがというのだ。
「他の国と比べてね」
「何かね」
アロアは羊肉を取った、そしてかりついてから言った。
「最近エウロパでもね」
「休まず働いてるのね」
「もう寝る時以外は」
それこそというのだ。
「動く様な」
「連合みたいになってるのね」
「そうみたいよ」
「働いてなのね」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「発展しようとしてるらしいわ」
「ずっと寝てていいわよ」
ベッカはエウロパのその話を聞いてむすっとなって述べた。
「いや、本当にね」
「あそこはね」
「ずっとね」
「寝ていてね」
「あのままでいて欲しいわね」
「何であいつ等が発展するのよ」
敵であるこの国がというのだ。
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