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星河の覇皇

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第八十七部第二章 膠着状態に入りその四十二

「それならだ」
「余計ですね」
「仕事が増える、ならだ」
「書類仕事をされますか」
「そういうことだ、これが終わるまではだ」
「休まれないですか」
「そして終われば」
 その書類仕事がというのだ。
「酸素タンクに入りな」
「休まれますか」
「こうした時はあれだ」 
 酸素タンクだというのだ。
「一時間の睡眠でも充分だ」
「八時間の睡眠になるので」
「やはり本来はな」
 何といってもというのだ。
「そのまま寝ることがいい」
「酸素タンクに入らずに」
「自然の睡眠がな」
 これがというのだ。
「一番いい、しかしな」
「それでもですね」
「多忙な時はだ」
「酸素タンクですね」
「それで休み」
 一時間でも八時間分の睡眠を摂ってというのだ。
「まただ」
「お仕事ですか」
「軍務もな、そしてな」
「それにですね」
「鍛錬もする、そして食事もだ」
 これもというのだ。
「摂る」
「生活を過ごされますか」
「そうする、だが今は時間が必要だ」
 少しでも多くのそれがというのだ。
「それでだ」
「睡眠はそうされますか」
「睡眠も必要だ」
 それも絶対にというのだ。
「身体を休め健康を維持する為にな」
「それはですね」
「どうしてもだ、しかしな」
「それでもそれが多いと」
「今は時間が足りない、一時間でも八時間分の睡眠を得られるのなら」
 それならというのだ。
「こんないいものはない」
「心身の疲労が回復し」
「そして再びだ」
「働けるので」
「今は頼る、充分に寝るのはだ」
 普通の睡眠によってというのだ。
「それは後だ」
「今の状況が終わってからですね」
「それでいい、今は優先すべきことが多い」
 睡眠よりもというのだ。
「だからそうする、しかし寝ることもだ」
「必要であるので」
「そうして休む、まして私は徹夜はだ」
 全く眠らずに何かをすることはというのだ。
「絶対にしない」
「何があっても」
「そうだ」
 絶対にというのだ。
「それは身体を疲れさせるだけだ」
「意味はないですか」
「その時はよくても後で疲労が蓄積していてだ」
 それでというのだ。
「後でくる」
「だからですね」
「私は休む」
 必ずというのだ。 
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